短編2
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廃病院にて

めちゃくちゃさぶいっす…。なんか知らんが置いてかれました…。

今、某廃病院の病室の隅にいるんですが、友達が逃げちゃったっぽいす…。

寒い…携帯でませんよあんにゃろう……

とりあえず今の状況は友達ABCDとわたしの5人で某廃病院に肝試し行こうということで、病院に足をふみいれました。

窓ガラス割れてるわ、注射器、カルテは散乱してるわ落書きやらゴミやらがスゴくてなかなかメンバーが進めないなか、野生児の私はどんどん進んでたわけです。

その内見えてきたのはナースステーション。

こちらもぐちゃぐちゃ。カルテなんか個人情報筒抜けじゃね?って感じで。

そしたらBが「なんか聞こえる…」とか言い始め、他のメンバーもどよどよ。

しかし入ってまだ3分くらいしかたっていない。もうちょっと行こうと長い廊下へ。

廊下を少し行くとレントゲン室。その奥には出ました手術。台とかライトとか色々ドラマとかでしかみたことないからかっこよかった!

C「なんかベッドっていうより硬く冷たい台って感じ…。」

D「うわぁ…メスとか落ちてる…本格的だなぁ…」

なんてわいわいしてたら、怖がりな癖に来たAが泣きそうになった。とりあえずAを落ち着かせて一旦戻ることへ。で戻る途中反対側の通路を発見!!

私と私と同じくらい男勝りなDがそっちへ行ってみることへ。

そっちの道は主に病室。落書きだらけだったり、ベッドが骨組みだけになってたり、窓ガラスはもちろんなかった。

私達はちょっと入ってガッカリした感じでじゃあ出るか…となった時、私が足元に絵本落ちてるのを発見。

表紙をみるかぎり「赤い靴」あれだね、墓にも赤い靴入ってって躍りが止まらなくなって足切ってもらう動揺。

昔意味が分からなくて怖かったなぁなんて本を開いたら真っ黒。読めないくらい多分クレヨンでぐりぐりしたんだと。

うはぁ~雰囲気出るなぁなんて思ってDに見せようとしたら、後ろから首締められた。

Dがふざけてるのかと思ったが、Dは叫び声を上げて出ていった。

友達見捨てんなよ、と思いつつ意識が遠のき。

気づけば病室の辛うじてベッド状態になっているところの上に。降りようとしたら抜けたし。

で友達に連絡しようとしたが音沙汰なし。

今は病室の隅でうんこ座りして絵本を見てます。

にしても寒い…寒いっすよ窓がら開きでこれは辛い。心なしか腹減ってきたし…。

それにしても絵本全然読めん…

怖い話投稿:ホラーテラー どぶネズミさん  

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