中編3
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マスク

 

この時代は人の顔など

見たことのないような時代だった

私もその一人だった

だが全員がそうなのだ

誰もそんなこと疑問にも思はない

そう、それが普通なのだ

ねえ、ここのもんだいおしえてくれる・・・?

佐藤さん。

このマスクをしている人は同じクラスの伊藤さんだ。

私と同じ優等生でまじめな女の子だ。

「ああ・・うん、ここはね・・・」

私は丁寧に教えた。

「伊藤さんはお礼を言って自分の席へ     もどった。」

そう、このクラスに限らず

全員がマスクをしている世界中がインフルエンザなのだ。

私は、帰り道こんなことを思った

お父さんがいってたことは何だったんだろう?

いつもこのことを考えてる

小さい頃、母を病気でなくし、ずっと心の支えであった父。

「・・・亜由美・・・言いたいことがあるんだ。」

「なに?教えて・・・?」

ある日駅のホームの前で父が言った。

「・・・この世界の住民は・・・グフッ」

いきなり父は私の前で電車にひかれた父を見た知らない人が父を押したのだ。

「誰かたす・・・」

なぜかみんな冷たい支線なのだ

「お嬢ちゃん大丈夫かい!!!!」駅員さんが急いできた。

「駅員さんうっうっお父さんがあああああああ」当時幼かった私は夢中で泣いた

警察が目撃者にはなしを聞いていた

「誰かに何か押されたりされてましたか?」

私はとっさに・・・

「知らない人に押されたんです!!!」

そのとたん

「いいえ、なんか自然に落ちていきましたけど」

「俺も・・・」

「私も見てましたが特にそういったことは・・・」

こいつらグルだ!!!

「押されてたよ!!!

うそつき!!!

うわああああああああ」

・・・だがそれも虚しく、事故として方付けられてしまった。

私は、そのとき決めた。

絶対に許さない!!!!

その後、父の命は助からず、私は施設に送られた。

顔はマスクで見えないけどあの手つきはとても慣れていた。

私は一生忘れない

警察も!!!     周りの人も!!!

そして今も犯人捜しをしている。

・・・もう、私の勘違いかもしれない

そんなことを時々思うのだ。そのとき

「!?」

あの男!!!!!!!!

あの男だ!あいつが父を

殺した!        何故か分かるのだ

そのときもう高校生だった。         私はその男がつとめているコンビニへアルバイトに入ろうとした。

そのとき!!!

「緊急ニュースです。

 100年のインフルエンザついに終わり厚生省

 インフルエンザに終わりを告げました」

「もうマスクを外していいのか!?」

「あのインフルエンザが!?」

緊急ニュースにみんな困惑した。

・・・まあ良い明日この男を裁こう・・・

私がマスクを外そうとしたそのとき・・・

「あーつかれた」

「やっと外せる」

そんな愚痴を言いながら人々がマスクを外した

・・・!?

しかしその人々はなんと口が裂けてる

私はマスクを外せなかった          

たしか

マスクをずっとしていたのは私とその男ぐらいだっただろうか・・・・・

怖い話投稿:ホラーテラー こうさん  

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