短編2
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廃墟アパート 続き

次の日、呼んでもなかなか起きてこないYをYの母が起こしに行くと

Yは目を開けたまま硬直していたそうです。

Yの母はパニックになりながらもYを揺するとYはわあっと起き上がり

「見てる見てる見てる見てる……」

と呟き始めたそうです。

どうして良いかわからなくなったYの母はYを私の家に連れてきました。

Yはうずくまり泣きながら

小さな声で何か呟いて、その姿はどう見ても異常でした。

家の中には入って来れないようで、外で出てくるのを待っているようでした。

私の家には神社でもらったお札のようなものがあり、それを持っていると落ち着くとYが言っていたので、そのおかげかもしれません。

結局テストは諦め、車でお寺まで行く事になり、家を出た瞬間やはりまた向かって来たようでガタガタ震え始めました。

私と弟でYを挟むようにして車に乗り込んだのですが、私達にはなにも見えないし、わからないのでYに

「どれくらいいるの?どうなっているの?」

と興味本意で尋ねると

「車に張り付いて中を覗きこんでるやつがいる。手がたくさん見える」と言うのでさすがに気味が悪くなり

それ以上何も聞けませんでした。

私はそのまま学校へ行ったので、

お祓いには行かなかったのですが

お祓いをしてくれた方の話によると、廃墟のアパートに行きおじさんの霊を連れていた事で、他の霊に気づかれ憑かれたようです。

実際Yは数体の霊に憑かれていたようで

良く言うと優しい、悪く言うと気持ちが弱いYの性格も憑かれた原因になっていたそうです。

Yはその時の事をあまり覚えていないようですが、私は強烈すぎて今でも忘れられません。

長文&駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございます。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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