短編2
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大切なもの3

そうして数日たったある日、隣のクラスの知らない男子数名が私に話しかけてきました。

聞けばあんな汚ならしいジジイと段ボールハウスで何をやっているか教えろ、というものでした。

多分私がちょくちょく行くのを見ていたのでしょう。それにあのくらいの年の少年なら秘密基地的なものに入って行く私をどこかで羨ましく思っていたのかもしれませんね。

とにかく私の話など聞かず俺達も中へ連れてけ!じゃないといじめるぞ!と脅され私はいやいや男子達を引き連れておじいさんの段ボールハウスに入りました。

入る前に声をかけましたがあいにくおじいさんは留守らしく私一人には手におえず、男子達が中を物色し始めました。

最初はわいわい楽しげだった男子の一人があの人形を発掘しました。

「げ!」

「なんだこりゃ!」

「キモチわりぃ…」

などと散々な扱いをし、私はおじいさんのあの形相を思い出し一人青くなって固まっていました。

「なぁ、目ん玉ほじってみようぜ。」

私は驚愕してやめるよう男子に訴えましたが聞く耳すら持たず、ランドセルから定規やら鉛筆を取り出してほじったり、落書きをしました。

男子が散々やりつくした人形は綺麗だった目玉を抜かれ、取り出された目玉もかけていて修復不可能な状態でした。

散々騒いで男子達はすっきりしたのかハウスからでていきました。私はしょうがないから人形と目玉をもとの箱に戻し、慌てて帰りました。

おじいさんが気づいたら…私のせいとバレて家に来たらどうしよう…と数日は寝ても覚めてもそればかり考えていました。

続きますー次ラストにしたいっすね。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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