短編2
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花子さん

小学校の時学年で劇をすることになりました。

その時の担任が怖い物好きだったため私達のクラスはトイレの花子さんをやることになりました。

誰も花子さん役を嫌がる中、クラスで一番地味な子が推薦され採用されました。

地味な子、ここでは花は最初は拒みましたがやはり逆らえず、それでも一生懸命練習して台本を覚え演技していました。

発表会当日、花の出番になりました。段ボールで作った壁のトイレの中、花はしくしく泣く演技をするはずでした。

ところがいつまでたっても花は突っ立ったまんま。さては緊張で演技を忘れたな、と私が慌ててドアをノックする演技をし、小さな声で花を呼びました。

返事は帰って来ません。仕方がないので演技を無理矢理続行し、私は大きな声で願いをこめて言いました。

「花ー子ぉさぁん!!!遊びましょお!!!!」

すると花はくるりと首だけこちらに向け裂けるように口を開け、

『いいーよー何して遊ぶ?』

と突如笑いだしました。

そして花がいきなり倒れ私達は大混乱。その間もケタケタと花は笑い続けていました。

花は保健室送り、担任は校長やお偉いさんに大目玉。観客と私達一同は怖がりだしたり泣き出す子までいてすごい騒ぎになりました。

その後、花は普段通りにもどり皆花に何があったかを聞きましたがわからないだの記憶がないだのしかいいませんでした。

私は絶対に本物の花子が花についたんだと今でも信じています。

怖い話投稿:ホラーテラー トイレットペーパーさん  

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