短編2
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去年、とある旅館に泊まった時の話です。

その日は朝から仕事でとても疲れていたので、夜の7時ごろに部屋に通されてからまず一眠りしようとしました。

二人部屋だったのですが、同僚は先に温泉に入ってくると言って私だけが部屋で眠っていました。

少しウトウトしていると部屋のドアノブがガチャガチャと回されている音が聞こえてきました。同僚が温泉から帰ってきたのかなと思い、時計を見ると5分しかたっていません。

おかしいなと思いましたがカギは部屋に置いて行ったので私が開けないと同僚は入れません。

ドアに近づいて「どうした?」と声をかけますが返事はありません。しかし相変わらずドアノブはガチャガチャ回されています。

少し怖くなった私はドアを開けないことにしてもう一度寝ようとしました。「同僚だったら携帯にかけてくるだろ」と思ったからです。

しばらくするとドアノブのガチャガチャはなくなりましたが今度はドタバタ走り回る音がどこからか聞こえてきます。

怖いなと思いながらはやく同僚が帰ってきてほしいと願っていましたがどんどんその音は大きくなります。

どうやらこの部屋を走り回っているようです。私は絶対に目をあけないようにしていましたがしばらくたった後に携帯に同僚から電話がかかってきました。

私は助かったと思い電話をとると「カギを開けてくれ」と言われました。

私はカギを開けにドアのところまで行こうとしましたが、そこで見てしまいました。

畳の隙間から濁った目が2つこちらを見ていました。私はすぐに目をそらしドアを開けようとしましたがドアは開きません。どうやらむこう側からおさえつけられているようです。

私は必死に同僚の名前を呼び、開けてくれと言いましたがむこう側からドアはおさえつけられています。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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