短編1
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記憶にない・・・

母がいつものように姉に暴力をふるっていたとき

姉はとうとう刃物を掴み母を殺そうとしたときだった

いつの間にか現れた私が刃物を持つ姉の腕を掴み抑えた

姉は動けなくなり、母はことのしだいに気づき逃げた

(私は当時、中学生で自慢だが腕相撲で女子に勝ったこともなく、握力も一桁だ。よく止めたもんだ、えっへん)

姉は次第に冷静になったとき私は耳元で囁いたらしい

「あんな人間、人生台無しにしてまで殺す価値ないよ」

私は蔑むように、あざ笑うかのように微笑みながらいったらしい

今でも姉との会話で話題になるが記憶にねぇ・・・(姉は人の道を踏み外さなかったことで感謝してる)

やっぱり私は人格障害なのかな・・・・・・

怖い話投稿:ホラーテラー 黒山羊さん  

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