短編1
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ポニーテール

あまり怖くない話しです。私にはとても怖かったんですが…

私は小学生の時、母に髪を結ってもらうのが好きでみつあみやらおだんごヘア、ツインテールやらポニーテールとちょくちょく髪型を変えて学校に行っていました。

最初に気づいたのは友達でした。

「ねぇ…ゆうちゃんと帰るといつもあの人着いてくるよ?」

私は全く気づいていませんでしたが、友達はかなり前から知っていたようでとても気味悪がっていました。

その人は男性。年は父さんよりも上に見えたので多分30後半か40前半。

友達に言われた日からなんとなく気になりはじめ、振り返り振り返り帰ると、おじさんはにっこり笑って手を振ってきました。

こわい!と私は慌てて家に帰ったのですが、次の日もおじさんはいました。

その次の日、校門からダッシュでいつもの通り道につき、よしいない!と角を曲がろうとした時、後ろから髪を掴まれ悲鳴をあげました。

ざくっとなにかをきった音がし、私はパニックに。

その後おじさんは私の毛を嗅いだり舐めたりして帰っていきました。

私のポニーテールは裁断挟みのようなものでゴムから取られていました。

ちなみに地方の新聞にも当時載ったと思います。記憶がうろ覚えですが。

自分の見えないところで自分の髪を切られる音がするってものすごく怖かったです。

髪で本当に良かった。耳とかだったら…

怖い話投稿:ホラーテラー キョン子さん  

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怖い〜本当に良かったです髪だけで

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