これは私が13才の時の話です。
それは母方の伯母の葬儀から初七日を迎えた日。
母から「霞は白蛇様がついているからね」と、突然の告白。
何のことやらわかりませんでした。
*そもそも伯母は、母の兄の嫁。
お寺さんの娘だったようです。
霞が生まれる時に伯母は、母子共に無事で生まれるようにと祈祷してくれてたそうです。その時にロウソクの蝋が、輪を描くように滴り落ちたらしい。
それが白蛇様からのご神託だったようです。
無事生まれてから、小学校に入学するまで、度々伯母の家で過ごしました。
人の道の教えを話てくれたり、修行らしき事もありました。
小学校にあがる時。私に才がないとわかったらしく(これもまたご神託)、それでも親戚の中では面倒を良くみてもらいました。
初七日にして、伯母が祈祷師だった事にも驚きでした。
今考えると、うちの親戚の家には必ず白蛇様の置物がありました。既成品でなく、伯母が念を込めて作ったものらしく、みな大事にしています。
伯母の想いも同じく大事にしています。
駄文・長文失礼いたしました。
怖い話投稿:ホラーテラー 霞さん
作者怖話