中編4
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星の降る里 3

「松本………まさか?お前、交わったか!!?」

「ヘヘヘェ〜分かります?」

マジで交わりやがったのか!神であり、巫でもあるこの天女達と…

最悪の展開だ…これなら、殺されておいてくれたほうがまだよかった…

松本も農林水産省を代表する外障官、何も知らない素人ではない。

やってはいけないことを、自分自身が一番知っているはずだが…。

頭でっかちなオタク野郎だが、自ら巫と交わるとは考えずらいな…

「七海さんよ、あんたもこっちにこないかい?ヘヘヘェ〜」

へへへぇ〜って口癖は変わっていないようだが、別人格になってやがる

「松本!、いや、日本国 農林水産省 林野特別技官 松本 豊」

「もはや懲戒免職では済まされる話ではないぞ!」

「七海さん、固いこと抜きにしましょうや、天女は最高ですよ〜ヘヘヘェ〜」

駄目だ…もはや、あの松本ではない…。人間(ヒト)を斬らねばならないか…。

「七海さん、ここで話しをしてるのもなんなんで、宴の準備も整ってますから、中へどうぞ。

「さぁ、神武、上がりなさい」

「さぁ…さぁ、中に…」

こいつら、鴉に食い殺さすのが失敗したら、次は宴か…。嫌な予感もするが、とりあえず神殿に入ってみるか…。

松本と天女達の後を歩きながら神殿の中へとはいる。

ぉぉお〜立派な造りだ…、宮中に勝とも劣らない豪華さに目を奪われてしまう…。

「この神嘉の間はどうです?スゴイでしょ、ヘヘヘェ〜」」

神の住む神殿なんだから凄いもクソもねえだろうが!

「松本、何がしたいんだ?、天女と交わり、俺の神器を手に入れようとするなんて…どういうつもりよ!」

「神武の神器と龍神と俺、これで世界神になれるでしょ、ヘヘヘェ〜」

ハァ?世界神ってなんだ?No.1神様ってことか?アホか…俺と同じ天王族と思えない…アホ神世界一に俺か認定してやる…。

「松本、お前にも先祖代々から受け継いだ神器があるたろうが!」

「そんなものありましたっけ?」

あったもなにも、お前の神器も国宝以上の代物だけど……。

武烈天王家 神器 桜蝶扇

100代名にして紛失か…

天女達の乱心か?松本の乱心か?

「七海さん、料理がきましたよ〜ヘヘヘェ〜」」

げっ、白蛇の活き作り…

「牙の毒を一滴かけるとピリットして最高ですよ〜へへへぇ〜」

食えるか!

「まだまだ、料理は続きますよ〜七海さんのために、天然のヒトも用意してますから〜ヘヘヘェ〜」

養殖の人がいるか!!

このままじゃいかんな…

どうする…

まとめて叩き殺すか…

水龍神の関係もあるし…

松本が死んだら武烈家を断絶してしまうし…

「小鹿の目玉煮がきましたよ〜、さぁ、蛇酒も飲んで下さいよ…ヘヘヘェ…」

しかたない食べてるふりをしておくか…

「さぁ、天女達、神武さんのために舞い踊れ♪」

聞き違いか?松本が神武さん…??

お互い、神武!、武烈!なんて呼び合ったことは一度もなかったはずだけど…。

天女達が美しく舞い踊りだした…

一人の天女の使ってるあれは??まさか??

「桜蝶扇!」

松本!、気付かないのか?使っている天女も気付かないで…?

天女は桜蝶扇を手にしても何とも無いということは…まだ大丈夫かも…!

悪き者に堕ちたのであれば、扇を手に持ち、舞をすることなど不可能なはず。

ほんとは、まだ交わっないな…。

しかし…す、素晴らしい…心が魅入られそうな舞だ…もはや神域に達している…さすが天女、侮れないな……………………………………………………………………………………………………………………………………………

あっ、危ねっ…迂闊にも完全に舞に魅入られてた…。

「神武さん、どうかされましたかね?ヘヘヘェ…」

また神武さんか?

解ってきたぞ…別人格になってしまった松本と天女達…。

「武烈!俺も舞うぞ!!」

「ぉお♪神武さんの舞ですか!ヘヘヘェ…」

やはり松本でないな…。

「天女よ、その扇借りるよ♪」

見事だ!さすが桜蝶扇!

凄まじい霊力を感じる!

見える!見えるぞ!

まだ異業者ではない!物凄い闇に包まれている!

「桜花乃舞!」

桜蝶扇を持ちいた桜花乃舞はどうよ?…松本君?

「七海さんじゃないですか?ここは?…」

戻ったか?

「羽衣ノ滝の神殿だ」

「羽衣?……あっ!私が調査に来る予定だった羽衣ノ滝?」

「覚えてないのかい?」

「温泉好きなんで、途中、天人峡に行って露天風呂に入って…そこで爺さんと会話をしていて……気づいたのが今です。ヘヘヘェ」

天人峡の爺さん?神居神(カムイ)か?まさか…

しかし松本ほどの男をとりこみ、龍神系の天女まで災にまきこめる力を持つ者が他にいるかな…。

省に戻り局長に相談するか…農林省のでかたもあるだろうし…

「天女様、ご迷惑をかけました。これにて失礼します」」

「神武ありがとう」

「ありがとう」

「武烈またきて下さい…」

「松本君、温泉は公費で入れませんよ!」

「ヘヘヘェ〜、内密でよろしくです。」」

「帰るよ!世界神さん…」

「私ですか…?」

「ニッ」

星の降る里に異業者は存在しなかった、満天の星空を見た時に気づかない俺は、まだまだ未熟者だね…

星地での争いは避けられたが…天人峡か…水龍神にまた会いに行くことになるな…。

怖い話投稿:ホラーテラー JKさん  

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