こんばんは。
今回も俺の母の体験談を投稿したいと思います。
またしても全然怖くない上に、長文ですが…お手柔らかに宜しく頼んます。
あと
不評だったママン呼びだが、貫き通す事にしたww
俺のママンには『霊勘』があるっぽい。
『霊感』では無い、何かをハッキリ見たり感じたりはしない。
あくまでも『何となく』ってレベルの察知能力。
勘です。
しかし
ママンは幽霊など毛程も信じてない、心霊関係やんわり否定派だ。
俺『そんでな!○○肉屋の裏にある家で昔、母子が首吊ってんるやと!』
マ『そ~なん?、嫌やよ~、なぁ?怖いなぁ~?』
俺『…』
飼い犬の腹を撫でながら、犬に相槌を求めるママン…
そんなママンが、まだバリバリの現役中学教師だった頃の話を1つ。
【木造二階建て】を体験した中学を一年間勤め終え、当時は別の中学に勤めてたらしい。
そして、その中学へ勤めて1年目に職員旅行があったんだって。
道中は省きます。
何事も無く、目的のホテルに着いた職員御一行。
本日宿泊するホテルは、普通のホテル。
ビジネスホテルと大差ない…普っ通~のホテルなんだと。
外観からは何も感じないし、どうって事無かったんだそうだ。
同僚の先生方も、みんな和気藹々としてる。
因みに、今回ママンと同室になったのは、同僚の□□先生(女性)と給食のおばちゃん。
3人は早速、部屋に案内してもらったらしい。
そしたら事態は急変…
俺『どしたん?』
マ『部屋入ってな、すぐに…』
俺『うん…』
マ『うわあぁ~って、なってんよ』
俺『なにそれ…』
ママン曰わく
部屋に入った途端、目の前に広がった空間に驚いたそうだ。
マ『暗い…』
正確には暗いと言うより、なんともいえない空気が立ち込めて、部屋中モヤモヤしていたんだと…。
部屋は和室。
カーテン全開。
窓の外は晴れ。
蛍光灯も明々爛々。
それなのに、室内は何故か薄暗く、煙の様な表現し難い色の付いた空気が充満してたらしい。
俺『…いわゆる死亡フラグ?』
マ『なにそれ?、でな~部屋に【床の間】あってん。ウチにもあるやろ?掛け軸ある所』
俺『あー、活け花とか、大皿や人形飾る所な?』
マ『そうそう』
俺『ほんで?、そこがどないしたん?』
マ『花瓶に花が飾られてたんやけどね』
俺『…』
ここは流石に俺でも予想出来た。
マ『枯れてた…花も葉っぱも全部…』
続きます。
怖い話投稿:ホラーテラー 黒ナギさん
作者怖話