短編2
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ヒッチハイク

私の兄は少し霊感があります、といっても普段はあまり見る事は無いのですが、かなり疲れている時などに見る事があるらしいです、そんな兄の体験談です。

長距離トラックの仕事をしている兄が夜中2時を回り福井県のある大きな交差点に差し掛かった時、ヒッチハイクをしている人がいたそうです、兄も初めてのヒッチハイクを見て興奮し寂しかったという事もあり乗せてあげることにしました、横につけるとその人は男性でヘルメットをもっていたそうです。

そして車に乗せた時悪寒が走りました。

男の顔は真っ白で首が斜めに傾いていたそうです。

兄は怖くて、会話をしなきゃダメだと思い、「どこまでいくの?」と聞いても何も喋らない、、その状態が5分ぐらい続いたとき男が急に、首を横に左右振り出しました、まるで首の骨がないかのような動きで、そしてまた止まり、また5分ぐらいしたら同じように動き出しました。

兄は耐えられなくなり、「これからずっと山道やし、ごめん降りてくれるかな」と言ったそうです、そこで無理矢理下ろしてホッとしてトラックの荷物を下ろしに向かいました。

仕事が終えて、昼また来た道を帰る途中兄はきのうの大きい交差点に差し掛かかりました。

そこで兄は電信柱に掛かった看板に(先日ここでバイクの死亡事故がありました)とゆうのをみたそうです。

そして男性が首を振ってた所はすべてお墓だったそうです。

兄はお墓探してたんかなぁ、可愛そうな事してもうた、と言っていましたが、、。

怖い話投稿:ホラーテラー アトムさん  

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