短編1
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旦那のテント

心霊関係ではありませんm(__)m

私の旦那は若い頃色々な仕事をしてきたらしいです。

ハタチそこそこの頃はダンプに乗っていたらしく。

その時の話です。

廃材積みに解体現場に着く旦那。

颯爽と運転席からから飛び降りる!

とんっと。 お?

…足すげぇ熱ぃ!?

じゃなく痛えええ!??

右足を上げると、痛みと共に長靴の底に推定10センチ×20センチの板切れがくっついてきます。

!?

ひぃやあぁぃぃ…と傍にいた作業員がつぶやく。

何故か平静を装い

俺、もう帰る〜♪と言いながらダンプに乗る旦那。

長靴の中が冷たくなっていく。

ちゃぼちゃぼしてるのは何故?

俺は足に心臓があるのかーい?と思うほど、脈打つ右足。

必死で運転するも途中で貧血を起こしさすがにヤバいと思ったらしく、無線で会社に連絡し、病院に連れて行かれたそうです。

旦那は板切れと共に五寸釘を踏み抜く寸前、甲の皮一枚の状態だったらしく、治療の為に長靴を鋏で切り取られた時に見た自分の足は

こまい(小さい)テント???

と思ったそうです。

怪我をしたときより、その後に釘を抜いて、傷口から管を入れて流し込まれる消毒液のが痛かったらしく、未だに腹の傷跡と共に残っています。

旦那と私は年が離れているので、もう30年近く前の話になります。

駄文失礼いたしましたm(__)m

怖い話投稿:ホラーテラー たみさん  

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