短編2
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感じたための代償

初めて投稿します。

これは先輩が体験したそうなんですが、ホントかどうか、分かりません。

では始めます。

沖縄の大学生時代に、私が住んでいたアパートに、先輩が遊びに来た時の話です。

先輩は霊感があるらしく、何かを感じた時は、目を閉じてお経を唱えてるような人でした。

そんな先輩が夕方、私の部屋に酔っ払ってやって来ました。念願の彼女が出来たという、どうしようもない報告に来たのです。

先輩:「俺にもやっと春が来たぜ」

私:「よかったですね(棒読み)」

先輩:「何だよツレナイなぁ、よし!朝まで俺の話に付き合え」

私:「オレ、今からバイトなんで帰ったら聞きますよ」

先輩:「じゃあ、ここで帰って来るの待ってるよ」

私:「はぁ〜、部屋にいてイイですよ。けど帰ってくるの夜中ですからね」

そう言って、私は先輩を部屋に残しバイトに行きました。

私が出た後、先輩は酔っ払っていたので、すぐ寝てしまったそうです。

どれぐらい寝ていたか、わからないそうですが、先輩は、ふと気配を感じ起きたそうです。はじめは私が帰って来たと思っていたそうですが、すぐにわかったそうです。この気配は

「この世の者じゃない」ってことに。

先輩はすぐに「その者」を見ないように目を閉じ、布団の中にもぐり、お経を唱えようとしたそうですが、酔っ払って気が大きくなっていたため、その日限って実際に見てみたいと思ったそうです。

しかし実際に見るのは怖かったらしく、幾つか質問してみようと思いました。

先輩:「あの〜あなたは誰ですか?」

…………?

先輩は「質問の仕方が悪かったかな?」と思い、質問の仕方を変えました。

先輩:「女の人ですか?男の人ですか?女の人なら、なんか反応してもらえます?」

すると腕にフワッと手のような物が当たる感覚があった。

先輩はゾクッとして「ヤバイ、やらなきゃよかった」と後悔したのですが、「イクとこまでイッテしまえ」と半ばヤケクソになっていました。

先輩:「じ、じゃあ…大人ですか?子供ですか?大人なら反応してもらえます?」

…………?

先輩は「反応がない。それじゃあ、女の子なのかな?それなら見てもイイかな」と思ったそうです。

そこで

先輩:「じゃあ今、ひとりぼっちなの?」

………バシッ!

先輩:「えっ?強いな」

と思った瞬間

バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!バシ!

無数の手で先輩は体中を叩かれました。

そしてそのまま先輩は気絶してしまったそうです。

この話は私が体験した話ではナイなので、本当かどうかわかりません。

ちなみに、私は大学を卒業するまで、そのアパートにいましたが、そのような事は一回もありませんでした

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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