短編2
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走る人

私の兄は少し霊感があります。そんな兄の話です。

兄が高校生の時実際体験した話です。

兄は、高校のクラブで野球をしていました。

ある雨が降りそうな日クラブが終わったのが8時ぐらいだったそうです。

練習が終わっても学校の校門の前でだらだらと友達と喋って10時ぐらいに友達と別れました。

帰り万代池という大きな池を通るのですが、いつもなら人がいるのですがその日は何故か全くいませんでした。

池に差し掛かった時、雨がザザーと降ってきました。

念のため持ってきた傘をさしながら自転車をこいでいると今降ってきたとゆうのに、自分の前を緑色のカッパを着た人がランニングをしていたそうです。

兄は少し怖かったのですが、サッと横を抜こうと思い、自転車を早く漕ぎました。

その時兄は寒気を感じました。

いくら早く漕いでも遅く漕いでも距離がまったく変わらないのです。

兄はこの時これはやばい、人間ではない、と思い違う道から帰らなきゃと思い、Uターンをして違う道から帰ることにしました。

Uターンをして小道を通ると線路沿いになるのですが、線路沿いを進んでいると、前にまたさっきのカッパを着た人が出てきました。

兄はヤバイヤバイ、本気でどうしようと思ったのですが、近くにコンビニがあったので、すぐさまコンビニに入りました。

一時間くらい本を読んで、そろそろいけるかなと思いまた自転車を走らせました。

あの角を曲がれば家だと思い安心して、曲がり角を曲がった瞬間。

100メートルぐらい向こうから、あいつが走ってきました。

しかも凄いスピードで。

その道は一本道で逃げ場がありません。

反対にいっても追い付かれてしまう。

やばいやばいやばいやばい、どうしようと思っていると、ドーン!

正面衝突してしまい。自転車から転げおちました。

恐る恐るそいつの顔をみてみると、、、兄は恐怖のあまり腰をぬかしたそうです。

その顔は、真っ白な顔で目が無く陥没していて、アゴが外れているのか、異様に口をでかく広げ、アゴがブランブランしていたそうです。

うわーーー。

もうダッシュで家に駆け込んだそうです。

話はこれで終わりなのですが、この話を次の日学校で女の子二人に話したそうです。

その女の子二人が学校帰り自転車で二人乗りをして、家に帰ってました。

その途中で踏切があるのですが、その踏切を渡ると右にしかいけません。

女の子二人がその踏切をこえて右にまがり降下をくぐると、なんと今通りすぎた踏切がまたあるのです。

何回も何回も同じ道をぐるぐるぐるぐると走ったそうです。女の子達は恐怖で泣く事しかできなかったらしいのです。

一時間ぐらいたったその時、踏切が鳴り、電車が通り過ぎると踏切を渡れたそうです

私はその話を聞いたのですが、正直なんにもありません。

もし何かあったらすみません。。。

怖い話投稿:ホラーテラー アトムさん  

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