短編2
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じゃがらもがら

東北のある県にある心霊すぽっとです。

そこは昔所謂姥捨て山だったそうでいくつも心霊現象が起こっていたそうです。

じゃがらもがらは私の地元で、私は実際行ったことがないのですが友人が行ってきたらしくその時の話を投稿します。

友人を仮にSとします。

休日前夜SはSの友人とドライブを楽しんでいました。

ドライブにもあきてきて夜だと言うこともあり怖い話しになったのです。

話しはどんどん盛り上がり実際に心霊スポットに行ってみようと言うことになりました。

そこでケータイで心霊スポットを探し始めたのです。

一番ヒットしたのがじゃがらもがらでした。

聞き慣れない地名に興奮した二人は何も知らずじゃがらもがらに向かいました。

到着してすぐさま目にしたのが奇妙な看板。

それはまるで死を誘うような内容だったとSは言いました。

どんな言葉が書いてあったの?と聞くと、いろいろあったけど「早くおいで」と真っ赤な文字で言葉と矢印が書いてあったのが一番怖かったと言っていました。

矢印の先がリアルに崖だったそうです。

まるで樹海だったと。

その崖っぷちSはに人影をみました。

近づいていくと痩せこけて眼球がとびだしそうになっている中年男性で、じっと崖の下を見下ろしていました。

気持ち悪くなった二人は声もかけられず帰ろうとしたその瞬間!

男性はゆっくりと落ちていきました。

二人はすぐさま崖の下をのぞきこみましたがなにせ夜だったのでなにも見えません。

警察に!と連絡をとろうとケータイを取り出したとき「邪魔だ」と声をかけられ振り返えると先程身をなげた中年男性が後ろに立っていたのです!

金縛りにあったように立ちつくす二人の前でまた崖に身をなげました。

するとまた…

「邪魔だ」

と同じ中年男性が…

恐怖にかられた二人は泣き叫びながら車に乗りこみじゃがらもがらをあとにしようと急ぎました。

帰り際崖の方にSが目をやるとあの中年男性がじっと自分たちの車を見つめ指を差していたといいます。

それが何を意味するのかわかりません。

もう二度と興味本位で心霊スポットには行かないと話していました。

つまらなくてごめんなさい。

怖い話投稿:ホラーテラー 林檎さん  

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