短編2
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行方不明

数年前、ある田舎町で幼女が行方不明になった。

昼頃に母親が付いて行って公園で遊んでいたのだが少し母親が目を離した隙に突然消えた。

少女と遊んでいた同い年くらいの子は「〇〇ちゃんは僕と砂場で遊んでいた。」「滑り台に行こうと言ったが砂場に残ると聞かなかったから僕は1人で滑り台に行った。」と言っている。

その幼女の両親は直ぐに警察に通報。

田舎町での事件だったからか少し対応が遅れたが夕方には各地に検問が張られて徹底的に幼女を探した。

しかし全く進展は無く1週間が過ぎ1ヶ月が過ぎ、ついには半年が経過した。

幼女が行方不明になった1年後、警察が「もう〇〇ちゃんは死亡している可能性が高い。我々も全力を尽くしますが一応、報告をさせて頂きました」と両親に告げ家を後にした。

両親は諦め切れず最後の手段と決めて「行方不明者や指名手配犯を透視で探す事」を仕事にしている人の中でも高名な能力者に仕事を依頼した。

行方不明になった公園に行き、自宅に行き、その子が着ていた服、靴を触り能力者は核心に迫っていく

一息付いた所で能力者の方が一言

「〇〇ちゃんは生きてます」

この言葉に両親は半分興奮しながらも喜び抱き合った。

母親が震えながら「で、〇〇はどこにいるんですか……!?」と聞いた

透視能力者は少し悲しそうな顔をして

「〇〇ちゃんは裕福な暮らしをしている、〇〇ちゃんの目には高級な家具が見えている」

「〇〇ちゃんは飢えてもいない……彼女のお腹の中は高級な料理が入っている」

母親は少し落ち着いたのか能力者に「で、〇〇はどこにいるのですか!?教えて!!」と最後には発狂ししがみ付きながら聞いた

能力者は意を決した顔をして一言

「今、〇〇ちゃんは世界中に居ます」

両親は意味が解らず十秒程硬直していたがその後泣き崩れた。

怖い話投稿:ホラーテラー ホワイトスネイクさん  

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