短編2
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小学校

俺の通ってた小学校の話。

その小学校は俺が入学するほんのちょっと前に建て替えられた。

だからものすごく綺麗だった。

ひとつの学年にクラスがひとつしかなくそのクラスも20人弱で少人数。

たしか全校で100人もいってないド田舎の小学校だった。

まぁ、建て替えられたばかりだったから怪談とか七不思議とかもなかったんだよね。

この小学校では学年ごとに親子会っていう生徒と親と先生とかで遊んだりする会がある。

小学6年生の夏休み。

その親子会で学校の中で肝試しをすることになった。

で、その時仲の良かった友達(H)と肝試しする前に学校の中に入った。

花子さんってほんとにいるのかな?って話になりじゃあ確かめようって。

トイレで個室をノックして、

俺「は~な~こさん、あ~そ~び~ましょ♪」

って言ってみたけどなんにもなかった。

そしたらHが

H「おい、○○。花子さんって女だろ?ここ男子トイレじゃん。」

マジだぁーって2人で笑いながら怖い雰囲気も無くなったからみんなのとこに戻ろうってことになった。

そしたら女子トイレからバタン!って個室のドアを閉める音が聞こえたんだよね。

2人ともビクってなって顔を見合わせた。

怖かったけどいちよう確かめようってことになった。

そしたらどこも閉まってないんだよね。

2人で半ベソかきながらダッシュで逃げた。

逃げてる時に後ろからゆっくりと歩いてる感じでぺたぺたって足音が聞こえてた。

俺らは猛ダッシュしてるのにピッタリくっついてくる。

みんなのとこに着いた時には2人ともぜぇぜぇと肩で息してた。

俺「マジで怖かったなぁ。逃げてる時後ろから足音してたし。」

H「そうそう。あれ何人いた?」

俺「はっ?ひとりぶんしか足音してなかったじゃん。」

H「えっ?ぞろぞろとついてきてたじゃん。いっぱいの足音が。」

全身にものすごい鳥肌が立った。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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