短編2
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兄弟

私は三人兄弟の真ん中です。

お姉ちゃんと弟が居て、さらに流産した子も入れると四人兄弟になります。

今回話すのは、とても不思議なお話です。

私はいつものように学校から帰ってきました。その日は珍しく共働きの母親が居て、犬のお散歩行って来てと頼まれました。

私は渋々散歩に行きました。

散歩コースは家を出てから家の近くを曲がり、墓地の前を通り、廃車置場を通る道でした。

散歩コースは畑が多く、家の裏の庭がよく見えます。

私が墓地の前を通り過ぎようとしたところ、家の方から弟の声がして、見てみると、お姉ちゃんと弟が裏庭で隠れんぼをしていました。

すると弟が「お姉ちゃんは?」と私の事を探し始めました。

ふと、弟が私の居るほうを見ました。

私はなぜか目を合わせちゃいけないと思い、下を向きました。

すると、さっきまで騒がしかった兄弟の声が聞こえなくなりました。

家の方を見ると兄弟が居ませんでした。

下を向いていたのはほんの五秒あまり。

そんなすぐに家に入ることは出来ません。

私は不思議に思いながらも、散歩を続け家に帰りました。

家に着くと私は母親に、お姉ちゃん達うるさかったね。と言いました。

すると、それを聞いた母親は、え?まだあの二人帰ってきてないわよ?と言われました。

私はびっくりして先ほど見た兄弟のことを母親に説明しました。

母親も最初は驚いていたものの、きっと赤ちゃんが遊びたかったのよ。と言いました。

なぜか納得した私は仏壇に線香をあげに行きました。

すると、石碑(?)が後ろを向いていて、しかも向いている方がさっき私が見た兄弟達が遊んでいた方向でした。

本当に不思議な出来事でした。

つまらなくてすみません。

怖い話投稿:ホラーテラー ちー坊さん  

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