短編2
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花見

初投稿です。

今から約8年前の話。

娘が3歳の時でした。

夜中にぐずることが多く車に乗せると寝てくれるのでよく夜中にドライブに行ってました。

あるお花見の時期。

その夜中もぐずりがひどく遊びに来てた友人とドライブに行こぅ。と出かけました。

「そう言えばお花見まだ行ってないな」

「ドライブがてら夜桜見て帰ろう」

という話になり適当に車を走らせること2時間弱。

偶然神社を見つけました。

山の中に提灯がたくさん灯って大きな神社でした。

「夜桜には最適じゃん」

と友人と車を下り歩くと

神社の中はとても広く提灯が桜を際立たせ幻想的な感じでした。

階段をあがると一層幻想的で娘とベンチに座り桜に見入っていました。

しばらくすると提灯の灯りが一斉に消えました。

深夜だし誰も居ない、ましてや山の中だからタイマーか何かで消えたんだろぅ。と頭では理解しつつも先ほどの幻想的な雰囲気が急に怖くなり帰ろうと言うことになりました。

娘を抱き階段を早足で下りやっと自分の車が見えた。とほっとしていた時

3歳の娘が一言

「このおばちゃん誰?」

友人と私はびっくりし

「おばちゃんって?」と聞くと

「来たときからずぅ〜とついて来てる。白い服着てママの後ろにいる」

急いで帰りました。

後でその神社を調べたら

1年前に神社で首吊りをされ亡くなったかたがいらっしゃるそうです。

その時の服装が白いワンピースだったそうです。

広島県のM市です。

長文ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー じゅりぁさん  

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