中編5
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茶色の水

またまた福岡県民より贈る、不思議な不可解な話…俺は絶対に遭遇したくない話です。

暇な方は読んでいってくださいませ。

ちょっとグロいです。

それは、女性だった。

『え…なんで…』

その時、俺の高校時代仲良かった先輩は…トイレの個室にいた。

『オェ…ウゥゥ…オェ…』 ビチャビチャ…

『ウゥ…オェ…ゴボッ…ゴボッ』

ビチャビチャビチャビチャ…

明らかに、リバースしている女性が洗面台あたりにいる。

先輩は、ブロードバンドの仕事をしている。

アパートやマンション、持ち家にインターネットの回線をひきませんか?

もし、インターネット加入なら ここに列ぶノートパソコン100円で販売します。

そういう仕事していました。

もう辞めましたが…

その日は、大きいスーパーのトイレ近くにあるスペースにテーブルを置き週末だけ その仕事をする予定で

一人暮らしの先輩は1時間かけて通勤したらしいです。

その日は、梅雨ということもあり大雨だったそうです。

そのスーパーに到着すると、早速トイレ前の売場へ。

オープン30分前だったそうです。

その日は、先輩と20歳の女性と一緒に仕事をする予定でしたが女性が具合が悪いということで26歳先輩と同級の人が代わりに入るということだった。

20歳の女性とは、気が合う明るい女の子だと以前に聞いたことがありました。

すでに26歳の女性は店に到着しており、準備をしていたそうですが初対面の挨拶も ほどほどに腹の調子が悪かった先輩はトイレに駆け込んだ…

すると…トイレの個室に入り、用をたして出ようとすると足音が聞こえたそうです。

キュッ、キュッ

たぶん、外は雨が降っていたので こうゆう足音がしたらしいのですが…

そして嘔吐が始まった。

最初は、男性だと思ったらしいのですが

吐く音に交じり、女性の声がトイレ中に響いていたそうです。

臭いは、何もしなかったそうなんですが

とにかく吐く時間が長かったそうです。

『オェ…ハァハァ…オェ…ゴボッ』ビチャビチャ

…にしても、リバースしている 液体の量が半端なかったそうです。

『どれだけもどすんだよ…』

先輩は恐くなって、なかなか個室から出れないし

物音もたてたらダメじゃないか…そういう錯覚に陥ったそうです。

ふと、吐く音がしなくなり

キュッ…キュッ…と足音が遠ざかったそうです。

先輩は、一応確認の為に便座を下げて便座に乗り、上のスペースからトイレ中を見回した。

誰もいないことを確認して、トイレを流したあと

ドアをゆっくり開けると…

先輩の入っていたトイレの個室の前が茶色の泥水のような感じのようなものが

水びたしになっていたそうです。

その茶色の水から、足跡がトイレの外に続いていたそうです。

その足跡を先輩が辿ると、トイレ近くにある非常階段に繋がっていたそうです。

でも、非常階段には鍵がかかっており

オープン前の今の時間ってことは、従業員の足跡だろ…と思いたかったそうです。

でも、明らかに不可解な出来事に恐くなっていた先輩は

今日は、何かが起こる…そう直感したそうです。

不安になりながら、先輩が戻ってくるとオープン10分前。

20分近くもトイレに入っていたそうです。

一緒に働く女性には、トイレのことは話さず急いで仕事の準備に取り掛かると

『…何…それ…』

と、女性が先輩を指さしたそうです。

先輩は、顔に何かついてるかと思い近くにあった壁に張り付いている鏡にむかった。

顔には何もついてな…

うわぁ!!

先輩は鏡を見て腰を抜かしたそうです。

なぜなら

両肩から腰にかけて背中に茶色の手形がついていたから。

先輩は、慌てて着ていた白シャツを脱ぎ

シャツをごみ箱に捨てたそうです。

そして、スーパーで安売りしていたシャツを買い

その上から、会社から支給されている薄手のジャンパーを着てオープンしたばかりの売場に立ったそうです。

先輩は、仕事どころじゃなかったそうです。

頭の中は恐怖で いっぱいでもうトイレには行きたくない…

そう思っていたそうです。

店がオープンして2時間くらいたつと、落ち着きを取り戻し仕事に没頭したそうです。

それから閉店まで、何もなかったそうです。

閉店後、女性スタッフは今日契約した書類を整理していたそうです。

そして、先輩は携帯で今日の日報を作成していると

ポタッ…ポタッ…

上から水滴が携帯の画面に落ちてきたそうです。

雨漏り?

そう思って顔をあげると、だいぶ真上にある蛍光灯が揺れていたそうです。

朝のトイレのこともあるし、あの女がいるかと思った。

あ…

上を見ていた先輩は、髪の毛が目に入った。

え?

先輩は、その当時ソフトモヒカン…。

つまり前髪は、ワックスであげているので前髪が目に入ることは、ない。

なのに髪が目に入った。

この髪は…

と、真上を見ている状態から更に顔を後ろに向けると

誰かの 目と目が合った。

次の瞬間、女が口を開きパクパク何かを言いながら茶色の水を吐き出した。

『ゴボッ…ガボッ…』

あ…ぁ…

女性が、パイプ椅子に座る先輩の背後に立ち真上から顔を覗き込みながら茶色の水を吐いていた。

だから、その女性の髪が先輩の目にかかっていたようだ。

先輩は、目を閉じてパイプ椅子から転げ落ちた。

『助けて!!』

ガシャーン

閉店後の店内に声と音が鳴り響き、近くに残っていたスタッフが駆け寄ってきた。

『どうした!』

『何かあったの?』

先輩が、『今、そこの女が…』

女はいない。

今のは…

あいつか…まさか…な。

先輩の、新しいシャツの顔と首まわりは茶色の水で濡れていたそうだ。

後日、わかったことがあった。

その、不可思議なことがあった日に本当は出勤するはずだった二十歳の女の子が店のオープン30分前(8時半)濁流にのまれて溺れたらしい。

実は仮病を使って、友達と遊びに行く途中に誤って川へ転落したらしい。

その日は雨で川が反乱し川が濁っていた。

命は助かったが、死の淵をさ迷ったらしいが夜の11時くらいに意識を取り戻したそうです。

頼りにしていた先輩に助けを求めたんじゃないか…

そう、みんなから言われている。

しかし、先輩の考えは違った。

最近、付き纏われているんだよ…ある女性に言い寄られていたらしい。

なぜか、俺の家の住所とか俺は言ってないのに知ってたりとか…なんか、あいつ最近恐いんだよね。

それが、溺れた二十歳の女だった。

気が合う、いい奴だけど…

恐い。

死の淵をさ迷った時に、先輩を道連れにしようとしたのか…

頼ったのか…

今では、もうわからない。

先輩は、その後

仕事を辞めて行方不明になった。

怖い話投稿:ホラーテラー 福岡県民さん  

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