短編2
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異様

私が25歳の春。

忘れもしない出来事がありました。

16時過ぎ私は車を運転していました。

緩やかなカーブを曲がって行くとバイパス手前200メートルぐらいのところに白い普通車がハザードをつけて左に寄せて停車していました。

私は通りすがりにチラッと見ました。

運転席に男の人

助手席に女の人

バイパスにのり走っていると後ろからクラクションの嵐。

「パーパパー!!!パッパー!!」

何?

と思いバックミラーを見ると私の車の後ろぎりぎりまで近づきハイビームにしてきました。

止まれ。

と言われているようでしたが私は恐くてスピードを上げました。

バックミラーを見ると一瞬後ろの車が消えた…

と思ったのもつかの間反対車線に入り私の車の前で急停止しました。

唖然としている私を睨みながらその人は車から降り私の車にむかってきてノブに手をかけました。

やばいと思い急いでロックをかけようとしたのですが時すでに遅し。

ドアを開けられた後は胸ぐらを掴まれめちゃくちゃ殴られ倒れたところを次は足蹴り、頭を何度もアスファルトに叩きつけられました。

意識が薄れてきた時やっと私から離れ私の車に向かいキーを抜き取りなんとキーを曲げて遠くに投げました。

それで気が済んだのか車で去って行きました。

しばらくしてキーを拾いに起き上がった時私の騒動で大渋滞になっていることに気がつきました。

キーを渾身の力をこめて曲げるとなんとか回ったのでそのまま警察に行きました。

ナンバーを覚えていたので犯人はすぐ捕まりました。

犯人はバイパス手前で停車していた白い普通車。

52歳の夫婦で競馬で負けて苛々していたそうです。

その人もですが

バイパスで一部始終を見ていた人達の目。

とても異様でした。

ちなみに慰謝料37万円いただきました。

怖い話投稿:ホラーテラー じゅりさん  

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