短編2
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少し気になる

私が住んでいる部屋の 隣の部屋のことなんですが…

ここは彼の部屋で 1年半ぐらい前から半同棲生活してます。

この階は2階で 2部屋しかないんですが 隣の住人とはあまり 顔を合わすことがありませんでした。

ベランダからは少し 隣のベランダの様子も見れるんですが 女性誌のコミックのような本とかが乱雑に散らばってました。

住んでいるのは 若い女の人1人のようでした。

夏になると うちの台所の下の開きを開けると 猫独特の臭いが もわ~んと漂ってきました。

彼は潔癖なので その臭いが気になるので よくお香を炊いてましたが それでも夏になると 凄く臭いました。

その年の冬ぐらいだったかなぁ、

隣がうるさくて見てみると 内装屋さんとか 清掃する兄ちゃんとか何人も行ったり来たりしてました。

隣の女の子は 家賃を払わず 逃げたみたいでした。

冗談半分で「猫とか いてませんでした~?」

と兄ちゃんたちに聞くと 恐ろしい答えが…

「確かにいました。でも 全部死んでましたけど」

とのこと。

全部??

「何匹いたんですか?」

と聞くと

「7匹ほど…。白骨化したものもあれば 腐乱してるものもありました。」

とのこと。

寒気がしました。

その臭いが 排水溝を通って 隣の私達の部屋に 漂ってたこと。

そして、 その隣の女の子を見なくなったのは そんな前ではないということ。

とすれば あの子は 猫の死体の中で 暮らしてたのか…。

想像すると吐き気もしました。

つけまつげした 可愛らしい女の子でした。

清掃の兄ちゃんたちも 辛そうでした…。

それからすぐ 違う人が入居してきたんですが…。

また 次に書きます。

続いてすいません…

全て本当のことで 大袈裟にも書いてません。

怖い話投稿:ホラーテラー りんさん  

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