中編5
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こわくありません

毎度様です。ダムとか北海道のやつを投稿してた者です。

今回は初の創作で120%こわくないです。いつも匿名なので「120%」にします。よろしくお願いします。

とある廃病院。

僕は半年前に近くの林で自殺し、以来ここでお世話になっている。

先輩の一郎、爺さんの治郎、女の子の光子、オバサンの静子。

零太郎の僕を含め5人で暮らしている。

夜、305号室で生前の雑談に華を咲かせている時だった。

「ヴォォォン…。」

窓の外に見るからにチャラいワンボックスカーが停まっている。

女の子

『お爺さん、誰か来たよ。』

先輩

『来ちゃったよこりゃ。あ~、マジうぜぇな。』

オバサン

『それでね!そこの御主人ったら、こう言うのよ~』

爺さん

『あ!?な、何だって?耳が遠くて…』

『先輩。行った方が良くないですか?』

先輩

『そうだな。落書きとかされたら、チョーうぜぇからな。』

そして僕と先輩は病院の受付で待機して様子を窺う事にした。

お爺さんが「私は満州ではな!」等と言って、行きたがっていたが、大将はドッシリ座ってればいいのだ。と、何とか言い聞かせた。

オバサンと女の子は「気を付けて。怪我しないでね。」と心配そうに見送ってくれた。

怪我はしないと思う。

暫くすると、男のA、B、女のCが入ってきた。

A

『マジ、チョーこえーじゃん。』

B

『マジメに!?余裕じゃね?俺チョーつえーから?』

『…先輩に似てますね。』

先輩が物凄い形相で僕を睨む。

生身と幽霊とでは比べ物にならないほど怖い。

『すいません…』

先輩

『お前、奴らのケツ(最後尾)に憑け、逃がすなよ。俺は手術室へ誘ってくから。』

先輩の訳の分からないハンドサインで二手に分かれ、僕は彼等(A、C、Bの一列編隊)の背後に憑いた。

先輩はというと、絶妙な距離からの絶妙なタイミングでドアの軋み、風の音に似せた不可思議な声を発する。流石である。

その時、Aから10mほど離れた売店から

『ドンガラ、ガッシャ~ン!!!』

と、文字通りのドンガラガッシャンが物凄い音で響いた。

彼等より僕が驚いた。

先輩…

A

『やっぱ、ヤベーって!』

C

『もうヤだッ!!!帰ろ!?』

ヤバい!彼等、戻る気だ!

僕はとっさに10mほど戻り、飛び込み前転で物陰に身を隠した。

『よし、一発かましてやるぞ。逃げちゃダメだ、逃げち…』

そう、言い聞かせると、僕は顔を彼等の方を向け、ニタニタ笑いながらスーッと廊下を横切った。

(ふふっ。後ろからこんな事されたら、否が応でも進むしかあるまい。ふふふ…)

2人の顔を見ながら、Bは言った。

B

『お、お前らビビり過ぎじゃね?ゴースト○スターズ見たことねぇの?行くしかねぇっしょ!』

A

『お、ぅん…オマエつえーな。』

C

『えっ、何?チョ…B君カッコよくない!?』

Bは明らかにキョドっていたが、途中棄権寸前のバカ共を奮い立たせ、これから待つ恐怖の院内見学への手助けをしてくれた。

B、グッヂョブ!!

しかし、その会話のせいで、僕のニタニタムーンウォークは、誰にも見られず空振りに終わった。

そして、彼等は奥へと進み始める。

売店を過ぎる時、お爺さんが空のラックの下敷きになっていたが、無視した。

何してるんだ、ジジィ…

彼等はすぐ近くの食堂に入った。

B

『ここ食堂っすか?うわっ、汚ね!ここで飯食うのカンベンだわ。』

A

『確かにマジでキチィよな。』

カン、カン、カン、カン、カン

C

『あ…れ?何?』

一同、視線を厨房へ。

そうだ、良く見ろゲス共!厨房にお会すお方は、我等が一郎先輩…

そこに居たのは、無表情でカンカンカンカン(千切り的な?)している、オバサンだった。

し、静子ぉ!!

A・B・C・僕

『ヒャャアァァーー!!』

我先に食堂から逃げようとするバカトリオと僕。まだだ!まだ行ける!逃がすものか!!

すぐさま気持ちを入れ替えた僕は、食堂から出て売店の前でリベンジのムーンウォーク!さぁ、君達も一緒にネバーランドへ…

『オ゛ニイチャン。』

足下を見ると、目を見開きボサボサ頭の女の子が!

『み、光子ぉぅ!!』

普段は気さくな静子さん。

目に入れても痛くないほどカワユイ光子ちゃん。このギャップの差は何なのか?

腰が抜け、ヨタヨタとしりもちをついたすぐ横に。

『ダレカ、ダレカ、タスケテ…!』

両目が窪み、頭から血を流し、おどろおどろしい声で悲痛な叫びをあげる、ラックの下敷きダークホースのお爺さん。

その後、怒涛の心霊コンボで彼等は、玄関付近で気絶したらしかった。

僕はパニック状態で良く覚えていないが、ハッキリ覚えている事がある。

一矢報いようと、全力で逃げる彼等の肩に、手をかけようとした時。

それはまるで、彼等の体に縛ってある縄で、片手を縛られたような感じで、そのまま彼等に引きずられたのだ。

その衝撃で僕は気を失った。

お爺さん曰わく僕は彼等に憑いたらしい。

そして、何とか離そうと、怖い顔のままのお爺さん、オバサン、女の子で僕を引っ張った。

あまりの引く力に彼等は後ろへ転び、お爺さん達と目が合い、気絶。

僕は無事、離れる事ができ、彼等はお爺さん達の手で外へと運ばれた。

あのまま、憑いてしまうと御祓いと言う名の、拷問にかけられ、最悪消えてしまうらしい。

みんなにはとても感謝している。より一層、家族みたいな関係になったようで、本当に幸せだ。

オバサン

『ホント楽しかったわねぇ。光子ちゃんも楽しかったでしょ?』

光子

『うん!また、やりたいな!』

『お爺さんも、あれで結構イケてましたよ?』

お爺さん

『何だって!?耳が遠くて…』

先輩

『……』

内心、一番張り切っていた先輩はと言うと、ドンガラガッシャンの辺りから、待ちきれず先に手術室で、今か今かと待ち遠しにしていたらしい

いまだ、ふてくされている……結果、僕と先輩は何もしていない。

『そろそろ夏休みでしょ?ここに来る人達増えると思うんですよ。』

先輩

『…マジか~。じゃ、みんなで練習しとかねぇとな!』

光子

『ホントに!?わーい!私、おばちゃんと一緒がいい!』

オバサン

『じゃあ、私と光子ちゃんで一緒に考えようね。』

お爺さん

『あぁ?な、何?もう少し大き…』

とある廃病院での出来事でした。

終わり。

投稿する度、下らなくなってますね(汗

誤字、脱字すいません

すべて読みづらかったと思いますが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

次の投稿者さんの踏み台になれば幸いです。

また、機会があれば投稿します。

今度は怖いお話、投稿したいです。

怖い話投稿:ホラーテラー 120%さん  

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激しく続きが読みたい(*´ー`*)

普通に面白かったです(*^^*)