短編1
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戸棚から…

ある夏の夜…

私は1人で自宅のリビングでテレビを見ていた。

何気なくテレビを見たり携帯を開いたりしながら過ごしていました。

その時、キッチンから…

ザザザザザ………ザザザ…って変な音が聞こえた。

私はソファで座っていたのだが、ちょうど背後にキッチンがある。

振り返ってみた、

何もなかった。

気のせいだと思い、テレビを見ていた。

ザザザザザ…ザザザザザ…

おかしい…変だ。

立ち上がり、キッチンへ向かうが何もなかった。

気を取り直して、冷蔵庫から牛乳を取り出したその時…!

ザザザザザザザザ…!!

戸棚の辺りからだった。

扉を開けて…生首とか…あったらどうしよう…。

恐る恐る戸を開ける…

変わりなし。深く息を吐く…

ザザザザザザザザザザザ!!

音の場所を突き止めた!

戸棚の奥…の袋だ!!

前に母から送られてきた袋をそのままにしていたのだ。

震える手で開ける、缶詰とレトルトカレーと………

鰹節の袋だ!

中の空気が膨張してパンパンに膨れている。

ザザザザザ!ザザザザザ!

ライトの近くで観察……?

そこには、茶色く馬鹿デカイ蛾がバサバサと暴れていた。

………キモ過ぎる。

開けてすぐに食べたりしなくてよかった…。

怖い話投稿:ホラーテラー 坂道さん  

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