中編3
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イヤな笑顔 終

お久しぶりです。

「イヤな笑顔」を投稿したものです。

あの投稿から新年が明ける前まで、私は今までにない程の恐怖を体験しました。

心霊ではないし、字もへたなので、あれからの事なんて気にしてないけどって方はスルーして下さい。

このサイトに投稿した後、私は家をでる決心をしていました。

回りに迷惑をかけたくないし、何よりあの郵便局員の人に毎日会うという生活は、私にはとても堪えられませんでした。

今思えば、危険過ぎる行動だと思います。その時の私は、そんな判断すらできない状態でした。

そんな時に、投稿してくださった皆さんの声で、私は我に反ることが出来ました。

その日決心がつき始めていた私に、帰ってきた母の大一声は「警察に行こう」でした。

家中のカーテンを開ける事に執拗に怯え、インターホンを聞くとヒステリーを起こす私。

外に出たがらず、大学にも行きたがらなくなった私。

夜も眠れず、食事も喉は通るものの後から嘔吐してしまうという拒食症状態の私。

そんな私をいつも見ていた母は、私が警察に訴えた事が知れたら何をされるかわからないと、何度も言っていた事も知っています。

ですが、自分でもわかる程日に日にやつれていく娘の姿を見る事に、もう堪えられなくなったのでしょう。

私はその言葉を聞いた途端、母を抱きしめ、大声でごめんねごめんねと叫びながら泣いていました。

母も、「もっとあなたを守れたらよかったのに、力がなくてごめんね…お願い、お母さんも頑張るから、またあの元気で明るい、私の可愛い〇〇ちゃんに戻って」と私の頭を優しく撫でてくれました。

私は決心を決めました。

次の日、私は、母と二人で近くの交番に行き、今までの事を話しました。

交番のおじさんは、私がこの前、おばあさんの財布を届けた時の方で、とても優しく、親身に聞いてくれました。

「こんな優しい子をこんなにまで追い詰めるなんて、おじさん絶対許さないからね」と、私にガッツポーズまでしてくれました。

そのおじさんはいろんな場所に顔が利く様で、(今思えば巡査部長だったのかもしれません)郵便局にも知り合いがいるから、電話してそんな人間がいるか確かめてくれると言てくれました。

人物を捜索する上で、必然的に必要になってくるのが、相手の「顔」です。

母はあの人をしっかり見た訳ではないので、細かい特徴は、私しか知りません。

私は、美大生という事もありその人の顔を描く事は簡単に出来るのですが、描こうとすると右手の震えが止まらず、瞳孔は開き、呼吸困難に陥りそうになりました。

それでも力を振り絞って、鉛筆で簡易に書き上げました。

「出来ました…」

書き上げた顔を見て、おじさんは驚いた表情になりました。

「こいつ、この前のストーカー事件の訴えの…!」

私その時はよく意味がわかりませんでした。

今日はもう遅いので、明日にしたいと思います。

誤字脱字失礼いたしました。

怖い話投稿:ホラーテラー ポンタさん  

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