短編2
  • 表示切替
  • 使い方

人か?幽霊か?(2)

前回の続きです。

積み込みの合間に書いているので、文章の構成が変かもです。ご了承ください

最寄のPAに着いた僕とAさん。

この時、Aさんのトラック、僕のトラックの順番で直列で並びました。観音扉にはまだ人がくっついたまま、僕のトラックのフロントガラスを隔てて僅か3m程の距離に…。

僕はトラックを降り、観音に張り付いた人を間近で見ました。正直、なんでそんな行動にでたかは謎です。怖くて足もガタガタだし、一緒にPAに入ってきた事も後悔してたくらいなのに…

それは「生きてる人」だった、ただ動かずに呼吸だけをしている、顔の正面は観音扉に向かっているので横顔だけが見えている。

目線は観音扉だけを凝視して、こちらを意識してはいない。

ふいにドアの開閉音がして、Aさんが降りてきた。

僕と同じで足はガタガタで泣きそうなくらい顔が引き攣っていた。

僕「警察呼びましょう」

相手が生きてる人間だとわかったので、それが最善策な気がした。

Aさんは頷くと直ぐに携帯で連絡をし始めた。

PAには他のトラックも何台かいるのに、自分達しかいない…ような孤独感があった。

僕「なんで?どうしてはりついてるの?」

僕はその人に話しかけたけど、返事はない。

しばらくの沈黙の後、パトカーがPAに入ってきた。

すいません、まだ続きますが、一回切ります。こんなに長くなる予定じゃなかったんですが…。すいません

怖い話投稿:ホラーテラー 長距離ドライバーさん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ