短編1
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ルーシー7

公園に7つ、円筒が立っているだろ?

あれはルーシー・モノストーンが作ったオブジェなのさ。

彼がまだ18歳でアルバイトでミキサー車の運転をしていた時の話だ。

ルーシーは近眼で力も強くなかったので10歳かそこらのガキたちにイジメにあっていたんだ。

工場現場の片隅のドラム缶にこっそり隠れて居眠りをするのが彼の唯一のやすらぎだったのだけど、

ガキたちときたら上からみんなで小便をひっかけたりして嫌がらせをするんだ。

ある日、ガキたちがルーシーをからかって遊ぼうとまた工場現場にやってくると新品のドラム缶が7つ、

しかもちゃんと足場まで用意して並んでいるんだ。

ルーシーの奴がいるのかと中を覗くと誰いない。

その代わり、キャンディーがたっぷり底に落ちている。

別のドラム缶にはベースボールカード、

また別のドラム缶にはピンナップガールの切り抜きと、まあガキたちの喜びそうなものばかり。

ガキたちは我先にと、それぞれ1人ずつ7つのドラム缶に入り込んだ。

そしてお楽しみの品に夢中になっていると上から何かが流れ込んでくる。

セメントだった。

ガキたちはあっという間にコンクリート詰めにされ、

そして7つの円筒が出来上がったって話だ。

何で知ってるかって?

それはボクが

ルーシー・モノストーンだからさ。ワォ!

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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