短編2
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お前だったのか

これは今現在行方をくらましているじいちゃんから聞いた話だ。

昔、若い夫婦がいた。せっかく晴れている

から、夫が山へピクニックに行こうと提案

した。

妻もこの提案を承諾し、いざ山へ…。

道なき道を進むこと、一時間は経った

だろうか。そろそろ目的地につくはず

なのに視界は相変わらず木。

妻がまだなのと急かし、急ぐ夫。

だがついに日が暮れ、二人は野宿する

ことに。

凍てつく風が二人を襲う。

せっかくのピクニックがこれじゃあ

台無しだと妻はもうカンカンだ。

困り果てた夫はただただ誤るしかなかっ

た。

と、その時、

「ヌチャ ヌチャ。」

と、奇怪な音が。妻もそれに

気づいたのか、夫を責めるのを

やめた。

その音は徐々に二人のほうへ近づくのが

分かった。

危険だ。そう直感した夫と妻は

急いで下山した。

どれくらい走っただろうか。

いつの間にかあの音もなりやんでいた。

あれはいったいなんだったのだろうか。

と、その時、妻の悲鳴が夜の静寂

を破った。驚いた夫が振りかえると、

妻はすでに倒れていた。

その矢先夫の腹に激痛がはしった。

うっとうめき、そのまま倒れた。

「と、まあこれがワシの話だ。」

「え~。結局二人は死んじゃて、

犯人は見つからなかったの。おじいちゃん。」

「犯人もなにも、あの夫婦二人は

山の神、古を怒らしたのじゃ。

恐らく住みかか、どこかを無断で

はいったのじゃろう。

他に質問は?」

「いや、もうないよ。それじゃ

もう時間だから帰るね。バイバイ。」

「うむ。じゃあな。サトシ。」

帰る間際に見たおじいちゃんのあの

不気味な笑みは今でも忘れられない…。

怖い話投稿:ホラーテラー ルフィーさん  

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