“かこい”とは、本家が管理して居る社とまでは言えませんが、古い屋敷で、毎年自殺者が多数発見される場所です。
上京するまでて、私が確認出来るだけで、七名の方が同じ木の同じ枝で自殺しています。
また、縊死以外で凍死等事故死はその倍ぐらいは亡くなっています。
“かこい”は、私達の集落では禁忌で家族無いですら、大っぴらには話しをした事が有りませんでした。
昭夫は、ハッキリ話してはくれませんでしたが、成人した今年のお正月に、父親から話しを聞いたらしいです。
私もかなり酔っ払って、気が大きくなって居たので、昭夫に言われるまま“かこい”に向かいました。
“かこい”に向かう道々に昭夫は“かこい”について話してくれました。
“かこい”は私達の集落の罪だって話しを。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話