短編1
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カーテンの向こう側

私の部屋には大きな窓があり、私はいつも、窓際に布団を敷いて寝ていました。

ある晩、私はその窓が、少しだけ開いていることに気付きました。

風が吹き込んでいるのか、閉め切られたカーテンが、かすかに揺れていたのです。

おかしいな、窓はさっき閉めたはずなのに。

そう思いながら、私はカーテンの隙間に手を差し込み、窓ガラスに指をかけました。

しかし、窓はきちんと閉められています。

それなのにどうして、カーテンが揺れているんだろう。

そう思った時。

ひたり。

カーテンの向こう側にある私の手の上に、誰かが手を重ねました。

その晩から、私が窓際に布団を敷くことはなくなりました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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