短編2
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クルウオレ

俺は狂ってしまったのだろうか…

小学三年生の体験だ。

俺は、鼻垂れ小僧でボーっと過ごしていたので、その頃の記憶はあまりない。

しかし何故か、はっきり覚えてることがある。

その頃、学校を終えると、友達と一緒にかくれんぼをするのが日課だった。

その日も、いつもの様にかくれんぼを開始した俺たちは、散り散りに隠れた。

俺は、走力に自信がなく、鬼が探すであろう道の通過点にある建物と建物の隙間の奥の直角で、鬼が通り過ぎるのを待っていた。

少し時間が経過した。

まだ来ない…

っと…不意に後ろをみた。

そこには、白いワンピースを来た若い女がいた。

(!!)

びっくりしたが、鼻を垂らした俺は、恐怖心は感じてはいなかった。

その女は笑っていた。

そして、ゆっくりと近付いてきたんだ。

そこで、さすがに薄気味悪さを感じた俺は、鬼のいるほうに逃げ出した。

気味の悪い女の方向に進めるはずがない。まず、道がない。行き止まりなのだ。

…追いかけてくることはなかった。

友達にも話したが、びびった俺らは再度見に行く選択肢を持ち合わせてはいなかった。

そして月日は流れ…

高校生になったあたりから、妙に顔に長い髪が絡み付くことを気にするようになる。

それは場所を選ばず何処ででも。

ロングヘアーの姉もいるし、偶然だろうと思った。

そして、本当に偶然なのだろう。

偶然とは心の中では思ってはいたものの妙に気にしている自分がいた。

そして先日それは起こる。

会社のトイレで鏡を見た俺は目を疑う。

なんと半透明の女が斜め後ろにいる。

(!!)

驚いて立ち尽くす、俺。

ソレはゆっくりと浮遊するかの様に移動し、なんと俺に重なる様に消えていった…

俺は疲れている。馬鹿げている。

そう思った。

そして、帰り道ふと思う。

顔に絡み付く髪って…

俺は狂ってしまったのだろうか…

今日は会社に休みを貰ったので、ゆっくり休もうと思う。

読んでくれて、ありがとう。

おつかれさまです

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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