短編1
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えのぐばばあ

S中学校の美術の先生は怪しげな婆さんでした。

ついたあだ名は“えのぐばばあ“

生徒達が登校してから下校までの間ずっと美術室にいて離れません。

えのぐばばあが美術室にいる間に何をしているのかなど知る人は誰もいません。

えのぐばばあは先生達の間でも不気味がられています。

そんなえのぐばばあが事件を起こします。

えのぐばばあが普段何をしているのか気になった生徒達が、休み時間に美術室を覗きました。

するとえのぐばばあは粉クレンザーを水で濡らして団子にして、焼き物用の釜に入れていたり…

生徒の作品である紙粘土のバナナを茶の絵の具につけてチョコバナナにしたりしてました。

気味が悪くなって生徒は逃げ出しました。

えのぐばばあは物音を聞いたのか、チョコバナナを投げ捨てて粉クレンザーを持って美術室から出てきました。

生徒達が「えのぐばばあ!」

と叫ぶと、廊下に粉クレンザーをぶちまけながら「きえー!あなた達ですか!」と奇声を上げて生徒達を追いかけます。

生徒達はえのぐばばあの奇々怪々な行動にびっくりして逃げ出しました。

途中でえのぐばばあは諦めて追うのをやめました。

そして美術室に戻る途中で、自分でまいた粉クレンザーで滑って転

怖い話投稿:ホラーテラー チューバさん  

Concrete
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