短編2
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親友

大学時代に知り合った友人の話です。

彼はお洒落でイケメン、色んな遊びを知ってる奴で、

田舎の全寮生の高校から出て来た俺にとって、正にお手本とするべき存在だった。

お洒落の「お」の字も知らなかった俺を大学デビューさせてくれた。

名前をAにしときます。

A「カラオケいこーぜ!」

俺「え〜?歌なんか歌えないよ」

A「ばっか、だから練習するんだろ!」

…こんな感じで彼は色んな事を教えてくれました。

俺「かっけ〜!その髪型なんてヤツ!?」

A「ミックスパーマだよ!お前髪の毛いじらいの?」

俺「俺は似合わね〜よ」

A「今いじらないで、いつやるんだよ!こいって!」

…腕の良い美容師を紹介してくれたな。床屋以外で切ったの初めてだったよ。

……。

なんでこんな事になっちまったんだろうな。

…ぉ…ぃ

俺「おい!A!!」

A「っんだよ!うるせーな」

俺「女癖悪いのあれほど治せって言っただろ!」

俺「何考えてんだよ!お前の悪い噂めちゃくちゃ流れてるぞ!」

A「ウゼー…お前も帰れよ!」

…結局、最後まで治らなかったなアイツ。

プルルル…

ただいま電話に出る事が〜

〜メッセージをどうぞ

ピー!

俺「A…大学にも来ないで何やってんだ…電話くらい出ろよ…」

俺「お前の彼女な…一人で堕したぞ…」

俺「後な…他にも3人くらいお前の子だっていう女から相談受けた…」

俺「…これ聞いたらすぐに連絡をくれ」

…お前は逃げたよな。何もかもから。気持ちは分かるよ。

だけど俺はお前の味方なんだ…

…翌日、俺はAの部屋で彼が首を吊っている所を発見した。

…薄れいく意識の中

鏡の中で安らかな顔をしているAがいた…

わかってるよ…

これで良かったんだろ

俺は静かに目を閉じた…

…お前の味方だからな

怖い話投稿:ホラーテラー 店員さん  

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