短編2
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消したい過去

この話しは田舎から出てきて2年目の春頃に身に持って体験した思い出したくない出来事です。

私は調理師をしています。

その日も私は仕事が終わり調理師仲間と二人でいつも通り立ち飲みbarで一杯一緒に飲んでいました。

その日は何故か話しが弾んでしまって終電ギリギリまで飲んでしまいました。

彼はもう終電ヤバイからと会計を済まし、私も間に合わないと思い会計を払ってダッシュでJRに向かいました‥が‥すでに出た後でした‥

「あっちゃータクシーかよ‥此処からだと結構料金かかるしな」と閉まる駅のシャッター前で呆然としてました

そこで、

「よしっ!明日は休みだから徒歩で行ける所まで行こう」と決めました。

暗い夜道を一人タバコ吸いながら歩いていると、浜松町辺りでした、目の前にはあの有名な東京タワーが目と鼻の先に見えてきました

「いつも寝てる時間帯に私はなんで此処を歩いているんだろう」とか「もっと早く電車乗ってれば」と後悔していました。

周りには人の気配も車も一切なく不気味で心細くなっていて「そろそろタクシー捕まえるかな」と見渡すと小さな公園が目にとまりました

よく見ると遊具はなく鳥居が立っていて脇には狐の石像とかしめ繩された石などが積んであります

そして、

辺りを照らす外灯が学校などの非常口の上によくある緑色に包まれていて不気味になり怖さを醸し出させていました

ヤバイ早く帰らなくてはとチラッとまた気になり公園を振り返ると

私を凝視してる女が立っていました

身長が190位で大きく、ぐちゃぐちゃな黒い髪の毛が膝下まで伸びていて、白装族のような格好、まるで井戸から出て来た貞子ソックリでした

私は、発狂し我を忘れて無我夢中で品川まで走りました。

そして、

タクシーに乗りやっと家路に着くと

その頃からです‥目を閉じると頭からあの女が焼き付いて離れず三年間ちかく不眠症です

私を嘲笑うかのように何処か潜んでいます

脳が奴に支配されそうです

怖い話投稿:ホラーテラー しんばしさん  

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