短編2
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呪毒

地元は本当に田舎で山に囲まれた場所だ。

信号も3つしかない、まさに平和を絵に書いたような村で、生涯忘れられない恐ろしく悲しい体験をした話。

田舎には神社がある。

寂れた神社で、人なんてくるの?みたいなそんな場所だった。

神社の脇に、小さな小屋があった。

神社は寂れてるのに、その小屋だけはいつも厳重にカギがかけられ扉にはなんか、しめ縄?みたいなもんが吊してあった。

当時ちょっとグレてた俺は、よくこの神社を溜まり場にしていた。

人は来ないし、大声で朝まで騒いでも誰も文句を言われないこの場所は、まさに不良の溜まり場には最適だった。

ある夜、俺はいつものように仲間とこの場所で騒いでた。

友達二人と友達の彼女と俺の四人でだ。

馬鹿騒ぎした後で友達の一人が言った。

友達A「なあ…あの小屋ってなんだろうな。」

俺達は今まで、小屋の事を口に出した事がなかった。

なんとなく小屋が放つ悪意みたいなものを感じていたからだ…

だから小屋が気になっても決して近づこうとは思わなかった。

まあ…簡単に言うとビビっていた。

それを友達Aは、自分の彼女もいる手前か、小屋の事を強がって言いだしたのだ…

友達A「すげえ気になってたんだよな!あの小屋ってなんだろうな!」

俺と友達Bは顔を見合せ頷いた。

多分同じ事を思ったんだろう。

(あの格好つけ馬鹿が)

と…

友達Bが言った。

友達B「そんなに気になるんなら見てこいよ…」

俺は冷ややかに二人のやり取りを見ていた。

友達Bが煽るようにまくし立てる。

友達B「とか言って結局行かないんだろが!変な所で格好つけんじゃねぇよ。」

その言葉で、友達Aはムキになった。

友達A「アホか!ビビってるのはお前らやろ!ちょっと俺が見てきたるわ!」

そう言うとスタスタと小屋の方に歩いて行った。

そして、その後を追うように友達Aの彼女も着いて行った。

俺とBはその様子を笑いながら見ていた…

それが、一生後悔するような悲惨な事になるなんて思いもしなかったからだ…

友達Aは小屋の前にあったしめ縄?みたいなものを乱暴に投げ捨て、扉のカギを壊そうとした。

だが、カギはかかってなかったらしい…

友達Aが言った。

「カギ開いてるわ…お前ら俺入るからな!」

そう言って友達Aは小屋の中に入って行った…

彼女と手をつなぎながら…

字数オーバーです…

続く

怖い話投稿:ホラーテラー ビー玉さん  

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