短編1
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夜の電話

ある日の夜、家の電話が鳴り出したんだ。

いつもなら出ないんだけど、その時は家に俺一人だったから、仕方なく出た。

そしたら、震えた女の声で

「今、あなたの近くにいます。」

って言うから

「イタ電やめろや!」

って言って切った。

その後、またかかってきたりはしなかったから、その日は眠りに就いた。

俺は部屋に子機を置いてあるから朝はいつも母親に内線で起こしてもらうんだ。

その時、気づいた。

昨日の電話の呼び出し音、親機からの内線の音だったんだよね。

怖い話投稿:ホラーテラー ゆきやさん  

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