中編3
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ネットの心霊サイト

初投稿になります。

稚拙な文章ですがよろしかったらお読みください。

夏のある日、ふと暇になってパソコンをつける。

何を調べたかったわけでもないのだがIEを起動してしまったので

ネットサーフィンにふける。

某大型検索サイトでニュースなどを読んでいると、

「あぁ、せっかく夏だし心霊写真とかでも見るか」

と、怖いのは苦手で見た後いつも後悔するのをわかっていながら

『心霊写真』と検索。

何度か見たようなサイトをフラフラしつつ、

初めてのサイトに辿り着く。

写真というよりは怪談サイトである。

そういうサイトは作りからして怖く、赤や黒が基調で

画面を見ているだけでも背筋がゾッとする。

静かな部屋の中で、マウスクリックの

「カチッ、カチッ」という音だけが響く。

上から順に会談話を読んでいく。

お化け屋敷と同等のドキドキ感を感じるものから、

軽い頭痛のようなものを感じてしまうものまで

いろいろ読みながら頁を進めていく。

ある頁で『呪い』という単語を見て、

「こういうの苦手だから読まないでおこうかな・・・」

と飛ばそうと思うのだか、夏という気候がそうさせるのか

はたまた、何かに誘われるのか、

好奇心が止まらなくなってしまい、思いとは裏腹に読み始める。

余談だが、怪談を話す上で大事なのは『音』の表現だと昔聞いたことがある。

「パタタッ」とか「ドスン」とかそういう音の表現が恐怖心をかきたてるそうだ。

そういう部分も含め、その話はとても怖く、また『呪い』というフレーズと

『あなたにも降りかかるかもしれない』という注意書きに恐怖心はつのっていった。

話も核心に迫ってきた。

頭ではこの頁を早く閉じて次に行きたいと

これ以上読むのはなんだかよくないんじゃないかと

そう思っているはずなのだが

まるで金縛りにあったかのように

その頁、その文章から目が離せない。

『そしてついに、その話の提供者の身の回りにも

奇怪なことが起こり始めた。』

の件を読み、恐怖心と好奇心がピークに達し

続きを読もうとマウスを動かした瞬間

突然パソコンのモニターが真っ暗になった。

「え、もしかしてここで画面が暗くなるビックリ系?」

とも思ったが、何も起こらずキーを押しても反応しない。

背筋がゾッとした。

なにかとても危険なのではないかと思い

いやな汗が出てくる。

マウスをクリックしても反応はない。

ただ、暗い画面とそこに映る自分の顔。

その画面をよく見てみると

自分の背後に

壁しかない。そりゃそうだろう。

こういう時は落ち着いて周りを見てみるといいと思い

周囲を見渡す。

・・・・・・

コンセントが抜けているではないか。

この表現だとささっていたものが抜けていたように感じられるが

実際はただのさし忘れである。

幽霊の正体見たり枯れ尾花とはまさにこのこと。

ホッとしてパソコンを再起動し、事なきを得る。

ただ、どうなのだろう。

あの話のあの頁のあの場所で電源が落ちるというのは

あまりにも偶然にしてはタイミングが良すぎるのではないか…

不思議なタイミングで物事は起こることが多いのは

確かに否めない。

なので、あくまでも偶然だといわれる可能性はとても多いと思われる。

けれども、

自分の思いとは裏腹に止まらなかった好奇心と

それに対してどこからともなく感じる警告。

それらを考えると、自分としては

「これ以上読むな」という誰かの忠告があったように思えてならない。

ちなみに、再起動後は懲りずに同じサイト様の怪談を読んでいる。

無論、先ほどの作品は飛ばさせていただいた。

しかし、続きを読みたいと思うこの好奇心を

いつまで抑えていられるのだろうか。。。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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