短編2
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足音とマネキン

私は今、デパート中の

専門店に所属しています。

デパートは十年目ですが、建物自体は四十年を越えているため、バックヤードやエレベーター、倉庫などは改装された店内と違い、

古くて、いかにも。と言う雰囲気でした。

それは、初めて夜中まで

仕込みをした日でした。

10周年祭前夜に、かなりの仕込みをし、気付けば日付が変わる頃でした。

先輩と、そろそろ掃除して帰りますか〜と話てた時でした。

タタタタタッ‥

と、店内(すぐ前にある、サ〇ィさんの食品レジ)

のレジ当たりから軽い感じの足音?が聞こえてきました。

先輩も聞こえたようで、

『‥掃除いいや帰ろう』

と少し青い顔をしながら呟きました。

私は、内心、

ラッキー!あんなんネズミかなんかやろwビビりすぎやしこいつ(^^)プッ

てな感じにしか思ってませんでした。

それから先輩は無言になり、私も疲れ果て、先輩の後をついて薄暗い店内を抜け、更に暗いバックヤードへ。

エレベーターに乗り込む前、先輩が呟きました。

『子供の足音みたいなの、他の店舗の人も何人も聞いとーとよ。怖いけど二人なら大丈夫よね?』と苦笑いしながら一言。

『大丈夫大丈夫、』

と私は流すように言いました。

着替える倉庫は、四階にあるんですが、途中、三階でドアが開きました。

一瞬先輩と私が固まりましたが、

『あら!お疲れお疲れ!今ね〜やっと明日の福袋、詰め終わったと〜!』

と、三階の洋服専門店のおばさんが乗ってきただけで、先輩とホッとした顔を見合わせました。

次の瞬間でした。

『お疲れ様‥‥っです』

先輩が閉めるボタンを

押しながら慌てて下を向いたのですが、

エレベーターはかなり古く、開け閉めで結構間があくので、私は先輩を見て

『?』と思い、ふと、エレベーターから外に視線をやりました。

っ!

本当に声が出ませんでした。

薄暗い三階の廊下の真ん中当たりに明日の周年祭で洋服部門の方達が使うマネキンの顔が全部こっちを向いていたのです。もちろ体はこっちを向いていません。顔だけでした(:_)

エレベーターのドアが閉まる、ほんの一瞬の事でしたが、かなり長く感じられました。

乗ってきたおばさんが一言。

『まーた!こっち向いとーばい!何かねー!ほんと!まだ走り回ってる方が見えんし気持ち悪くないよ!』

と笑いながら言ったのが一番怖かったです(:_)

今では残業は断ってます(:_)

私の中ではかなり怖かった話なんですけど、面白くなかったらすいません(:_)

めちゃくちゃな文章で

すいませんでした

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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