私は小学生の頃少女バレーをしていました。
学校の部活ではなく習い事の一つでした。
学校が終わるのは16時くらいだったと思うのですが練習が始まるのは17時半からでした。
なので学校が終わって練習が始まるまでの1時間半は友達と学校で遊ぶのが習慣になっていて、この日もいつも通り友達10人くらい集まって何をするか決める事になりました。
結果、校内(教室類・トイレを省く)でかくれんぼをする事になり、鬼決めし私は隠れる側になりました。
5分経ったら鬼が捜しに来るのでみんなバラバラになって急いで隠れに行きました。
私は誰もいない体育館の地下に隠れようと思い、地下に続く階段を下りました。
電気をつけたはずなのについてないのでもう一度つけに地下を上がりつけなおしました。
次はちゃんとついたみたいなので地下に行こうと階段を3段下りた時、ふと前を見ました。
すると地下の柱に髪が長くて上半身しかない女の人が立っていたのです、、、
3秒ほど怖くて動けませんでした。
逃げようとした瞬間、電気がジジッジッと消えたのです。
これはヤバイと思い急いで外に出て友達を捜しました。
みんなを集めてさっきあった事を説明しました。
すると一人がこう呟いたのです。
『その人よく廊下通ってるよ』
その子は霊感が強いみたいで常に何体か見えているのです。
私には霊感がないのになぜあの女の人が見えたのか全くわかりません。
しかし後に知ったんですが、あの体育館が建つ前にお墓がありそれを潰して建てられた体育館だったそうです。
実際に体育館の裏に壊れたお墓が幾つか残っています。
あの出来事は一生忘れられません
怖い話投稿:ホラーテラー れいんぼうさん
作者怖話