短編2
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公衆浴場

幽霊の話ではなく、銭湯であったどうでもいい出来事です。若干グロテスクなので、嫌な方はスルーして下さい。

学生時代、私は古びた下宿にお世話になっており、部屋以外は全て共同、風呂は無いので、近くの銭湯に通っていた。

その銭湯は昔ながらの銭湯を少しリフォームした感じで、思いの外お客さんがいた。

特に、背中に龍や不動明王?等を描いたお客さんが多かった。(番台はパンチパーマ)

しかし、その見た目以上に優しかったのが印象に残っている。

私は、いつも最後にサウナ~水風呂を3セット程行う。

その日も、約120℃のサウナ室から約10℃の水風呂へ浸かり、あぁ何という幸せ…

そう思った時、サウナ室から背中に登り鯉と名字を描いた年配のAさん、下書き?で色は入っていない付き人らしきBさんが出てきた。

そしてAさんは水で体を流すと、一畳も無い水風呂へ無言で入って来たのだ。

そんな狭い所へ大人2人入れば(付き人はしゃがんで待機)当然肌が触れ合ってしまう。

当時、譲るという良心は持ち合わせていなく、少しムッとしながらAさんが出るのを出来る限り離れて待った。

脱衣場の時計を見ること約3分。

Aさんは水風呂から出る気配は全く無い。

絶対先に出るものか!と考えていたのだが

………あ

時計を見ていたのと、冷水で感覚が鈍っていたせいで気づかなかったが、体の右側がピッタリAさんと触れ合っていた。

隣に密着した鼻歌交じりのAさん。

目の前には、先程からしゃがんでいるBさんのイチモツ。

その瞬間、ぶわっと鳥肌がたち、なぜか底知れぬ恐怖感をおぼえた。

私は潔く水風呂を出た。

あのまま水風呂に入り続けていたら…

今となっては私の杞憂だと思っている。

(終)

最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました。

誤字、脱字、話を無駄に引っ張りすいません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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