短編2
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白い少女 *長文

はじめまして さよかです。

小学生の時の不思議な体験をお話します。

私の祖母はとても霊感が強かった。

母はその霊感を受け継がなかった?が

私は受け継いだようで

祖母よりも霊感が強いそうだ。

私はお化けというお化けも見たことがなかった。

だから へー、と祖母の話しは結構スルーしてた。

私と祖母の霊感のせいで

村に色んなものを引き付けてしまう、などと言われた事もあった

私が小学3、4年の時

いつも同じ夢を見ていた

白いワンピースの女の子と遊んでる夢だった

ちょうど その夢をみたころから

祖母の様子がおかしくなった。

「ねぇ、さよか....」

いつもこの続きは言おうとしません

私はだんだんムカついてきて

「何!?ちゃんと言いたい事あるなら言ってよ!!」

と強く言いました。

祖母は

「白いワンピース…」

と呟きました。

「なんで夢の事知ってるの?」

そういうと

祖母はとてもビックリしたようでした

祖母は私の肩を掴むと

「さよか!あんた、その夢見はじめて

どれくらいたつ!?」

「えっと…1ヶ月位…」

それを聞くと

祖母は

「何で早く言わない!!!!」

時間がない

と祖母は言うと私を祖母の部屋につれていった

部屋の四隅に呪文を唱えながら塩を撒くと

棚からお札を沢山出し

私に1つ渡すと

残りを部屋の壁に張りました

「準備は整った。お祓い始めるよ」

私はいきなり過ぎて何が何だか分からなくなり

とりあえず祖母の言う通りにしました。

祖母は私の向かいに座ると

「さよかの後ろにいるのは分かってるよ」

と言いました

その途端に酷い頭痛が。

頭が割れるかと思ったくらい。

「せっかく出来た友達を.....取らないで!!!」

私の口から言葉が。

信じられなかった。

「私の友達を取らないで!!!」

私はそのまま気を失ってしまい

それからの事は覚えていません。

そのあと祖母に聞いたところ

あれは

昔、虐められ衰弱死した女の子の霊という事

同い年位の子供の夢に出て

そのまま呪い殺してしまうという事件が

昔多数あったらしいです。

それを阻止するために

祖母が小さい社をたて

封印?していたのですが

その社が壊れてしまい

またその女の子の霊が

“友達”を探していたそうです。

祖母曰く 私の強い霊感がその少女を強く引き寄せてしまったようです。

その後 その少女の霊がどうなったか知りません。

もしかしたらまだ

どこかで“友達”を探しているのかもしれません

こんな長い話を最後まで読んでくださって

ありがとうございます

怖い話投稿:ホラーテラー さよかさん  

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