短編2
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砂場に来た男の子

みんなコンバンハ〜☆

またまた投稿させていただきます。

まだ小さい頃の話なんですけどね…

家の近くに、小さい公園があったんです。

小さいといっても、子供の私からしたら大きくて遊ぶには十分楽しい公園でした。

特に砂場なんか、好きでしたね。

山とか作ってトンネル掘ったりね…

調子の良いときなんか、万里の長城とかアンコールワットを精巧に造形して…

って、それはさすがに冗談ですけど(笑)

まあ、時を忘れるほど熱中した訳ですよ。

ある日、いつものように公園で砂遊びしてた時の事。

コン、コン………

後ろから肩を叩かれたんです。

振り向くと、そこには男の子が立ってたんです。

何か用?って私が聞くと、男の子はうつむいてただ黙ってました。

無視して砂遊びに戻ろうとすると、また肩を叩いてくる。

そんな事を何回かしてるうち、やっと男の子が言葉をしゃべったんです。

「ママ…ママいなくて寂しいんだ…」

そんな事をボソボソ行ってるんです。

お母さん一緒じゃないの?って聞いたら…

「こっちきて……」

そう言って腕を引っ張るんですよ。

仕方ないから、ついていくと……

公園を出て道路のカーブの電信柱のあたりに来たんです。

その電信柱の柱の下には、花束やら供え物が沢山置いてあって…

「ママ、もういないんよ……」

男の子は、寂しそうな声でそう言うんです。

その時私は、何だかその子が可哀想になってきましてね…

「ママいないんだったら、ウチの子になったら?そしたら、私とずっと一緒に砂遊びできるよ」

私がそう言うと、男の子はとても嬉しそうに笑ってくれたんです。

「ありがと…でも、ごめんね。僕ももう行かなきゃいけないんだ…一緒に砂遊びしたかったけど」

そう言うと、男の子はスゥっと消えてしまったんです。

私は何だか悲しくなって、泣きながら家に帰りました。

次の日、お母さんを連れてそこに花を供えに行きました。

気のせいか知らないけど、男の子が「ありがと」って言うのが聞こえたような気がしました。

では、ここまで読んで下さりどうもありがとうございました。

みんなオヤスミ〜ノシ

またね〜☆

怖い話投稿:ホラーテラー Y・Oさん  

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