短編2
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あぁっ?

私は友達と一緒に遊んでいました。

受験前で気晴らしにと言う事で遊んでいたのですが…

鬼ごっこをしている最中に友達の一人が何故か木の下でうずくまっていました。

近くに行くと「畜生、畜生、畜生、畜生」と呟いているのが聞こえて来ます。

ホラテラ読者の私は

(これは取りつかれたな)と思いました。

ですが、霊能もないただの中学生にはどうしようもありません。

私たちが恐怖で泣いていると

全く知らないおばさんが近づいてきて、

「憑かれてるね、この子」

と話し掛けてきたので

都合の良いときに出てきたなと思いつつ

「おばさん見える人なの?」

と聞くと

「見えるよ。この霊は悪い奴じゃないから安心しなさい」

と言われた。

好奇心旺盛の私は

どんな霊なの?

と尋ねると

「警察官が殺人犯を威嚇するために撃った弾に当たってしまった空き巣の霊なの」

まじで、あぁっ?ってなった

「死に方は何であれ、恨みがあるから成仏できないんだね…」

恨みってとは思ったが

初めて見る霊能者にとても興味があったので

お祓いできるのか?

いつから見えるのか?

家族の中で一番見えるのは誰なのか?

と、おばさんを質問攻めにしました。ですが

おばさんは無視し続けていました

あまりに返事をしないので私はムカついてきて、

私が友達を助けるんだ

なんか、誰でもできる除霊方はなかったかと思い、除霊方を思い出していました。

すると、思い出したのです

「きれいな言霊」「腹から大きい声をだす」が霊を払うと

今でも恥ずかしいが

当時の私は大きな声で

「出てってぇー。○○から出てってぇー。いやぁーーー。どっかいってぇー」

としゃがんでいる友達の耳元で叫びました。

次の日からあだ名が「気違い女」になりました

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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