一昨年の冬の話です。
当時、私は一人暮らしの大学生で、夜はキャバクラで働いていました。
ある日の放課後、電車を利用して家からの最寄り駅に着いて、家に帰ろうと人込みの中を歩いていると、何処かから視線を感じました。
ストーカー被害で家の近くに待ち伏せされた事があり、家を知られるのが怖くて私は急いでタクシーを停めて、タクシーで帰宅しました。
帰宅した私は、安心した拍子にぐっすり寝てしまい、携帯電話の着信音で起こされました。
同じキャバクラで働いていた友人のAからの電話でした。
私「もしもし〜」
A「……………」
私「どうしたの?」
A「……………」
私「きるよ?」
A「……………」
今日Aは出勤のはず…
なのに携帯ではなく家の電話からかかってきた…
それに何で無言?
何かあったのかな…?
何かがあったのだと思い、私はAの家に急ぎ向かいました。
続く…
怖い話投稿:ホラーテラー 葵さん
作者怖話