短編2
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目覚めのキス

特にオチ等ありません

今日は1日中体調悪くて寝てたわけなんですが

変な夢を見ました

内容は夢なので例によって意味不明

僕は誰か(知っている人)とキスをしていました

そのキスは夢なのに

異様に生々しい

途中で気づきました

あーはいはい

これは経験があります

キスで起こされるパターンのやつです

彼女が仕事終わって帰ってきて

心配しながら僕の顔を覗き込み

キスをするアレだ

と判断しました

気づいていないフリをしようと思い

目を開けずに流れに任せていました

そしたら

興奮したのか

体まで寄せ付けてきて

キスまでディープになり

下半身も押し付けてきます

さすがにこれはおかしいと思い

薄目を開けました

目を開けた瞬間

金縛りに

そして目の前にいるはずが

誰もいません

いや

誰かいます

微妙に動いている気配

”人間”の輪郭を持った何かが蠢いていました

映画で表現するなら

透明人間がそこにいるような感じ

輪郭だけあるような…

もちろん

やばいと思ったので

慌てて目を閉じました

(金縛りになった目を閉じれたのは初めて)

完全に彼女じゃない

いや

人間でもないモノに

犯されそうなのです

しかし

あまりの恐怖で

最初はされるがままでしたが

あまりにも

そのモノの

動きが陳腐で

へたくそだったので

段々僕は腹が立ってきました

そこで僕は

ガッと目を見開いて

言ってやりました

「気持ち悪い!

どっか行け!」

そしたらそのモノは

とても悲しそうな顔(輪郭しかなかったが何故か表情が読めた)をし

消えていきました

同時に金縛りも解けました

横で寝ていた猫は

何も気づいていない様子

アレが消える瞬間は忘れられません

まるで

うしろの百太郎に出てくる

霊のような雑な顔のつくり

逆に怖くなかったです

昔から

妙な体験は多いですが

今回のは

初めてそういう霊的なモノに

イライラしました

※この話は一応実話です

怖い話投稿:ホラーテラー カフカさん  

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