短編2
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泊まり先であった話

赤い光を投稿したものです。今回も心霊物ですがちょっと怖い話を期待されてる方には拍子抜けするお話です。

とある旅館に仕事で泊まってる時にあった事なんですが、仮にN(かなりムカつく嫌なクソメガネ)さんが部屋に入った時に、少し違和感があったそうです。部屋の隅っこの方に犬の餌と飲み水を入れる皿が置いてあったらしく、Nさんは、

「なんで部屋の中にこんなもんあるねん!!」

と言って、皿を外に投げつけたそうです。

そして数日後に霊感が強いY(髪がちょっとウスラーな人)さんが仕事の応援で駆けつけたみたいで、Nさんが泊まってる部屋に入ろうとしましたが、何故か入らなかったそうです。

「わし、この部屋嫌やわ。他がいいわ。」

Yさんが嫌がるのでNさんは何故嫌なのか理由を聞くと、犬の鳴き声がするって言ってたみたいです。

旅館の周りには飼い犬はいないし、Yさんは犬嫌いでもないから気のせいやとNさんは言ってましたが、Yさんはさらにきつい一言を言ったそうです。

「この部屋の中から犬の鳴き声がするんよ。今も鳴いてるよ……。」

「Nさん……あんたこの部屋でなんか悪いこと無かったか?夜中に聞こえたり気配無かったか?」

そう言われて、Nさんは始めに来た時に犬皿を表に捨てた話をすると、

「多分、それやわ。早く元の場所に戻しや。」

と言ってNさんに犬皿を元の場所に戻させると犬の鳴き声がしなくなったそうです。

後日、霊感が無かったNさんは何故大丈夫だったのかをYさんに聞くと、Nさんの後ろに守護霊がいて、老紳士の人が立っててNさんに似てるそうだったらしいです。その守護霊が守ってたみたいだったそうで、多分ご先祖じゃないかなと言ってました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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