短編2
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逆恨み!

霊感の強い友人が鳥O砂丘に旅行にいったときいけないモノを連れて帰っちゃったそうなんです。

旅行から帰った次の日、寝ていると誰もいるはずのない1階の部屋から声が聞こえる。

 女 「あんな奴のどこがいいのよ?(怒)」

 男 「オマエには関係ないだろ!」

などという内容の会話でどうやらカップルらしい。

次の日の夜も寝ていると、今度は気配を感じて目が覚めた。

すると見知らぬ男が馬乗りになってなにかささやいている。

必死に動こうとしても体が硬直している。

見知らぬ男は無理やりに口に舌を押し込んできた。

何度、舌を噛み切っても男はへこたれない。

レイプだ!

気がつくと朝だった。

着衣の乱れもなく感覚としても昨夜、何か事が起こったという感じではない。

「変な夢だったな…」

何日か経った日の夜、事件は起こった。

寝ていると腕に激痛がはしった。

見てみると今度は知らない女が腕をおもいっきり引っ張ってベットから引きずり落とそうとしてくる。

ものすごい力だ。

その時、隣の部屋で寝ていた娘が入ってきた。

いつものことだ、トイレにいきたいのだろう。

娘は寝ぼけている様子でこっちの格闘などおかまいなしで扉を開けたままいつものようにトイレへと入っていった。

するといままで腕を引っ張っていた女も娘の後を追いかけて部屋を出て行った。

さすがにヤバイとおもい後を追をうとするが体に力が入らない。

しばらくして娘が帰ってきた。

「大丈夫だった?」

すると娘が色っぽく髪をかきあげて言った。

「泥棒!」

次の日、娘も連れてお祓いにいった際に言われたそうです。

愛しすぎた女が別れ話のもつれから男を巻き添えに無理心中をはかったらしく、その霊を連れて帰ってしまったそうなのです。

後日、旅行の写真を見返していると真冬の海、足などとどくはずのない沖のほうに腰辺りまで海につかる男女が不自然に写り込んでたそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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