小学生の頃、学校の古い洋式(くみとり式!?)のトイレに幽霊が出ました。
放課後の誰もいないトイレで突然…
「アアア─ア─ナタ─♪」
と、変な歌が聴こえてきたのです。
僕はお腹が痛くて便器に座っていたのですが、怖くてすぐにトイレから出ようとズボンを上げてドアを開けようとしたその時…
「ウ〇コ─チョ─ウダ─イ!!!!!!!!!!」
と、低い不気味な声が便器から聞こえてきたので振り向くと青白く目を見開いた中年の男が便器から顔を出して笑っていました。
僕はすぐにトイレから飛び出し、その後、先生や友達に幽霊が出たことを話しましたが、誰も信じてはくれませんでした。
大人になった今でもトイレに行くと、その時のことを思い出しては吐気がして震えてしまいます。
あれから、その幽霊を見ることはありませんでしたが、あの大きな目だけは忘れられません…
「アナタ─♪」という歌も男のひっくりかえった裏声で本当に気持ち悪かったので思い出してしまいます。
しかも、「ウ〇コちょうだい」って、人をバカにして!!
今、考えるとあれは幽霊なんかじゃなくて、ただの変質者だったのかもしれませんが、あの青白い顔は…
どうしても、この世の者とは思えないのです。
怖い話投稿:ホラーテラー ヤさん
作者怖話