中編3
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創作3(S6)

ペナンは肥大化した巨体で、部屋の奥へと引いた。

そして、顎で他のナイトメア達に合図を出し、彼らをニックとビリーにけしかけた。

「ちっ、ほとんど丸腰状態の俺達を殺すのにはこいつらで充分だってか!?

ナメんなよ、俺の実力を見くびるな!!」

そう言うと、ビリーは天井の高さギリギリまで飛び上がり、向かってくるナイトメア達に強烈な蹴りを浴びせた。

それを喰らった一体のナイトメアの頭部が一瞬で消し飛んだ。

それに驚いたのか、他のナイトメアの動きに一瞬の隙が出来た。

それを確認したかの様に、ニックは素早く動き、ナイトメアの首に脚をかけそのままナイトメアを地面に蹴り倒し、倒れ込んだナイトメアの首をへし折った。

「やるじゃねぇか、ニック。ただ俺の御守り役やってるだけじゃなかったんだな…」

「……今更言うな。

さぁ、ビリー、残り6体…さっさと片付けるぞ!」

「了解。」

ニックとビリーのコンビにかかれば、雑魚程度のナイトメアなど、2人の足元にも及ばない。

10分もしない内に、ペナンが2人にけしかけたナイトメア達は動かなくなっていた。

「さすがだな、ニック・マディソン、ビリー・フレイ。私は君達を甘く見ていたみたいだ…」

「…っへ。なめんなよ、こっちは今まで幾つも修羅場くぐってんだよ。こんな雑魚共に負けるか。」

「確かに、こんな木偶共に君達2人が殺られてしまっていたら私も興醒めだったよ…

では、木偶共と私の能力の違いを身を以て知ってもらおうか!!」

「…!?来るぞ、ニック!」

「……ここからが本番だな。」

ニックとビリーに向かって、ペナンが突っ込んで行く。

2人はG36マシンガンのトリガーに手を掛け、引き金を引いた。

秒間10発もの速度で高速射出された9mm弾がペナンに向かう。

「ふん、小賢しい…」

ペナンは、自身の左腕を肥大化させ、シールドを造り出しそれで弾丸をしのいだ。

「クソ、やっぱり駄目か…」

「今さらこんなもんが通用するとも思っちゃいなかったがな。」

「ビリー、ここの出口を探すぞ。このままじゃ分が悪い。」

「隠れるつもりか!?

無駄だ、お前達2人は此処を出る時にはただの屍になってるだけだ。」

そう言うと同時にペナンの腕が伸び、ビリーの体を掴み上げた。

ビリーがそれを振りほどこうと必死にもがくが、ペナンの力は想像以上に強かった。

「ビリー、体を引け。」

「はぁ?」

ニックはおもむろにペナンの腕を蹴り上げた。

同時に物凄い力で拘束されていたビリーの体が自由になる。

「……く、ニック・マディソン。

貴様、一体…」

「ペナン、言い忘れたが、俺はただビリーの相棒をしている訳じゃない…」

「どういう意味だ…」

「ビリーはN.I.S.にとってトップレベルの戦力になる大事な隊員だ。だから、お前みたいな雑魚に殺させるわけにはいかない…」

「ほぅ、それじゃつまり、貴様はビリーの護衛役と言う訳か。」

「は?え、何?話が呑み込めないんですけど!?」

「ビリー・フレイ少佐、君の相棒のニックは、君よりも腕がたつと宣言したんだ。」

「おいニック、マジかよ!?

お前、んなハッタリかましてどーすんだよ!?」

「悪いな、ビリー。今まで黙っていたが、今ペナンが言ったことは本当だ…」

「いや、だってお前…

俺がいつも一人でナイトメアの相手して、お前はサポートオンリーだったじゃねえか…」

「お前を実戦で鍛えるためだ…

俺は常に、もし、お前がヤバくなったら助けるつもりでいた。」

「何でだよ、何でなんだ?俺が役不足って事かよ!?」

「そうは言っていない…

だが、まだヒヨッコだな。」

「ニック、それは冗談で言っているだけだと…この場はそうしとく。

だが、任務が終わって本部に帰ったら、全てを話して貰うからな!」

「…わかった。」

「もう身内話は終わりかな?ニック、ビリー…

もし終わったと言うのなら……………

次は2人仲良く死ねっ!!」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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